遅いもの勝ちレース『ゆっくり行こうぜ!』日本語版、11月27日発売
すごろくやは11月27日、『ゆっくり行こうぜ!(Go Slow!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.ボイケマン、イラスト・G.アケライティス、2~4人用、6歳以上、15~20分、2500円(税別)。
オリジナルは今年の春にロギス(リトアニア)から発売された。ドイツ語版はペガサスシュピーレから発売され、ドイツ年間キッズゲーム大賞で推薦リストに選ばれている。野菜畑を舞台にした、かたつむりたちの「遅いもの勝ち」のすごろくゲーム。
手番には手札を1枚プレイして、そのカードに描かれた野菜の直近マスに、自分のかたつむりコマを一気にジャンプさせる。ゴールしたら脱落で負けとなり、最後までコースに残っていたら勝ちとなる。
同じマスには止まれないため、余裕だと思っていたらいきなりピンチになることも。自分の番を1回パスするカード、前にいるコマを押し出すカード、いちばん最後のコマが進むカードで切り抜けよう。
内容物:野菜畑コース 1セット、木製のカタツムリ 4匹、カード 50枚、説明書 2部
・すごろくや:ゆっくり行こうぜ!
ゲームマーケット2020秋レポート(2)
コロナ禍で2回連続中止となり、1年ぶりに開かれたゲームマーケットのレポート。前回 の続き。
会場となった東京ビッグサイト青海展示場。本ホールは東京オリンピックが延期になったためまだ使えず
参加者は1日目8100人、2日目5200人で合計13300人だったことがゲームマーケット事務局から発表された。前回から55%の減少である。出展も2日間で683ブースと前回から36%の減少。当初はもっと多かったが、入場制限が発表されたのが出展募集を締め切ってからだったため、無料キャンセルを受け付けたところ、1割以上減少したという。「コロナでなければ……」と思うが、世界的にイベント中止が相次いでいる中、開催できたこと自体を喜ぶべきであろう。
試遊卓はエリアブースの一部にのみ設置されたが、来場者には最長で3時間の時間制限があったため、試遊している姿はほとんど見られない。そのため、エリア出展のAホールは閑散として「平日のデパート(karokuさん)」のようだったが、一般出展のBホールは比較的賑わっていたように思う。
一般出展のBホール
2日目を盛り上げたのは人気お笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介氏だ。Youtube発で自ら制作を手掛けたコミュニケーションゲームを手売り。会場内ではマーダーミステリー作品に注目しているという。
NON STYLEの井上裕介氏によるコミュニケーションゲーム『おもいをひとつにイッチッチ』は、「高級寿司の2位といえば」といったお題にみんなで答えて回答の一致を目指す
以下、Bホールを回って注目された作品を36タイトル一挙に紹介しよう。