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米光一成『人生が変わるゲームのつくりかた』10月3日発売

筑摩書房は10月3日、書籍『人生が変わるゲームのつくりかた——いいルールってどんなもの?』を発売した。著・米光一成、四六変判128ページ、1320円(税込)。

『はぁって言うゲーム』『あいうえバトル』『言いまちがい人狼』をはじめ、ゲームマーケットを舞台に数多くのボードゲームを発表し続け、デジタルハリウッド大学の教授も務めるゲーム作家の米光一成氏が、ゲーム作りの奥義を書き記したガイドブック。図版、イラストを多数使用した10代のためのノンフィクションシリーズ「ちくまQブックス」のシリーズとして発行された。

ゲームを分析する3つの視点から、おもしろいゲームの基本原理を考察し、「自分マトリクス」でモチーフやアイデアを発見する方法、そしてプロトタイプづくりのコツ、効果的なルール改善の方法までを解説。「これはゲームなのか?」といったモノも視野に入れ、コンピュータゲームをつくるときの根源である「ゲームのおもしろさを生み出すメカニクス」も学ぶことができる。

筑摩書房は第1章の一部を公開しており、試し読みできる。

筑摩書房:人生が変わるゲームのつくりかた——いいルールってどんなもの?

【目次】
第1章 そもそも、ゲームってなに?
column 『はぁって言うゲーム』を遊んでみよう
第2章 ゲームはなんでおもしろいのだろう?
column ゲームズマンシップってなに?
第3章 ゲームづくりの5つのステップ
第4章 「好き」からゲームをつくってみよう
第5章 汚くつくってやりなおせ
第6章 ルールを改善するともっとおもしろくなる
column スタートプレイヤーの決めかた
第7章 すべてをゲームにしてみよう
◆ 次に読んでほしい本
◆ 次に遊んでほしいボードゲーム

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パワークッキーで逆転『コリドール・パックマン』日本語版、10月8日発売

キャストジャパンは10月8日、『コリドール・パックマン(Quoridor Pac-Man)』日本語版を発売した。ゲームデザイン:M.マーチェシ、2~5人用、6歳以上、15分、6600円(税込)。

ギガミック(フランス)とアシェットボードゲームズUSA(アメリカ)により今年発売された作品。国内では8月から流通していたが、好評につき日本語パッケージになった。『コリドール』と『コリドール・パックマン』の両方の遊び方ができる。

『コリドール』は1997年に発売されたロングセラーアブストラクトゲーム。自分のコマを進めるか、相手を妨害するフェンスを設置して、相手より速く向かい側のゴールにたどり着くことを目指す。

『コリドール・パックマン』はパックマン(1人)とゴースト(その他)に分かれ、ゴーストはパックマンを3回捕まえること、パックマンはゴーストにその前にパワークッキーを4つ食べることが目標となる。パックマンは2マス進めるが、ゴーストはパックマンが直線上の視界にいない限り、1マスしか進めない。またパワークッキーを食べると3マス移動でき、その間だけゴーストを撃退できる。フェンスの初期配置によってゲームの難易度が変わる。

アブストラクトながら間一髪の大逆転も起こり、一手を争う『コリドール』とはまた違った楽しさがある。パックマンとゴーストのかわいいフィギュアにも注目だ。

キャストジャパン:パックマン・コリドール