回収で手札を強化するゴーアウト『オーディン』日本語版、8月1日発売
すごろくやは8月1日、『オーディン(Odin)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:キムゴンヒ&ハンソマン&コテユン、イラスト:クロコタム、2~6人用、7歳以上、15分、2200円(税込)。
韓国人ゲームデザイナーによる大富豪系ゴーアウトゲームで、ヘルベティク(スイス)から昨年発売され、昨年の『トリオ(Mob+の『ナナ』フランス語版)』に続いて今年のフランス年間ゲーム大賞を受賞した。バイキングの戦いがテーマで、前の人が出したカードから1枚回収するのが特徴。
カードは1から9までの6色あり、9枚の手札で始める。最初は1枚をプレイし、次の人はパスするか、同じ枚数で数値が高いか、1枚多くなるようにプレイする。2枚以上出すときは同じ数字か同じ色で、価値は降順(9と4と2なら「942」)になる。カードをプレイしたら、直前に出されたカードから1枚を回収しなければならない。
他の全員がパスしたら流してまた1枚から始め、これを繰り返して誰かの手札がなくなったらラウンド終了。残り手札を失点として、誰かの失点が15点以上になったらゲームは終了し、失点の少ないプレイヤーの勝ちとなる。
回収によって手札を強化できるかがポイントで、出せるのに回収したいものがなくてパスするという選択肢も。短時間でながら戦略性のある作品だ。
『デューン 砂の惑星:インぺリウム拡張 血脈』日本語版、8月22日発売
アークライトは8月22日、『デューン 砂の惑星:インぺリウム拡張 血脈(Dune: Imperium – Bloodlines)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:P.デーネン&P.アミロン&A.クローティス&C.ヴァンス、イラスト:C.ブルックスほか、1~4人、13歳以上、60~120分、7480円(税込)。プレイするためには『デューン 砂の惑星:インペリウム』または『デューン 砂の惑星:インペリウム 反乱』が必要。
SF小説の映画版をもとにしたボードゲームの拡張セットで、オリジナルはダイアウルフ社(アメリカ)から今年1月に発売された。既知宇宙の中で最強の兵士である皇帝のサルダウカー部隊と、それを率いる「部隊長」という新しいユニットを雇用できるギミックを追加する。
「部隊長」を雇用したとき、ユニット専用の7つの特性から1つを選んで獲得できる。戦闘以外の場面でサポートしてくれる特性もあるため、自分の戦略に合わせて獲得しよう。さらにイックスの勢力を代表する指揮官や、新しいギミック「技術モジュール」(拡張『イックスの新興』の延長)も導入可能となった。
これまでに日本語版で発売されたどの拡張とも合わせて導入可能で、それにより必要な調整指示が詳しく記載されており、さまざまな組み合わせでプレイできる。
内容物:大型カード 44枚[カードサイズ63×88mm]、小型カード 42枚[カードサイズ44×67mm]、指揮官ボード 9枚、サルダウカー部隊長コマ(プラスチック製)7個、サルダウカー部隊長コマ(木製キューブ)7個、サルダウカー部隊長能力タイル 14枚、イックス大使館ボード 1枚、技術タイル 18枚、契約トークン 8枚、戦術トークン 1個、《チュエクのシーチ》マスタイル 1枚、ルール説明書 1冊