カテゴリー: 翻訳記事
フランスのボードゲーム出版社
フランス語圏(ベルギー、スイス、カナダ)を含む。Wikipedia(フランス)や自社サイトなどからまとめた。ドイツのボードゲーム出版社まとめはこちら。 アスモデグループ アスモデ出版(Asmodee Éditions) 1986年に設立されたTRPG出版社「シロズ・プロダクション」が前身。89年に倒…
R.クニツィア「ボードゲームの魅力は、対等な立場で一緒に遊べること」
(ユーロニュースYoutubeより翻訳) 私はこれまで700以上のボードゲームをデザインしてきました。カードゲーム、ダイスゲーム、キッズゲーム、そして3~4時間かかる非常に奥の深いゲームまで開発してきました。 こんにちは、私の名前はライナー・クニツィアです。ボードゲームデザイナーです。私は物心ついた…
キッズゲームで負けることを学ぶ
(独エルターン誌・キッズ向けボードゲームの記事より抜粋) 4歳からのボードゲームで負けることを学ぶ 公平に遊ぶこと、負けること、悔しさに耐えること、仲間に勝利を譲ること、これらはすべて、家族とのボードゲームを通して学べるし、学ばなければならない。何しろ、幼稚園や学校で手痛い仕打ちを受けても、怒り狂っ…
文化コンサルティング―ボードゲームにおける人種バイアス
(シュピールボックス誌2021年第6号の記事を翻訳。出版社から許諾を得て公開) より良い世界のために ボードゲーム『フロストヘイヴン』作者のアイザック・チルドレスは、いわゆる文化コンサルタントを雇い、物語に文化的バイアスの可能性がないかチェックしてもらった。チルドレスがこれを行うきっかけとなったこと…
ドイツのボードゲーム出版社
設立または参入年代順。Wikipedia(ドイツ)などからまとめた。フランスのボードゲーム出版社まとめはこちら。 1970年代以前 ラーフェンスブルガー(Ravensburger) 1883年に書籍出版業として設立。その翌年には最初のボードゲーム『地球一周旅行』を出版し、1900年には「ラーフェンス…
日本におけるボードゲーム ~ゲームシーンが盛り上がる国で~
シビル・ホワイトヒル(ドイツのボードゲーム情報誌”SPIEL DOCH!”2021年秋冬号の記事を編集部の許可を得て翻訳公開) 日本は対照的な国である。日本人は多くの伝統を守っている。自然を大切にしていることは、例えば禅庭や森林浴にも表れている。国民の祝日には子どもや成人を称…
ボードゲームとその先にあるインクルージョン、ダイバーシティ、リプレゼンテーション
エリザベス・ハーグレイブ(『ウイングスパン』の作者)、2020年7月23日(ストンマイヤーゲームズのブログより、ハーグレイブ氏の許可を得て翻訳公開) 少し前に、ボードゲームデザイナーのエリック・ラング氏が、不平等について非常に率直な意見をツイートしていた。それに対するコメントにパターンがあることに私…
『パンデミック』デザイナーがNYタイムズ寄稿
ボードゲーム『パンデミック』のデザイナー、マット・リーコック氏がニューヨークタイムズ(2020年3月25日)に投稿したオピニオンを翻訳。 オピニオン プレイヤー1人だけでこのボードゲームに勝つことはできない。それが『パンデミック』である。 私はみんなが一緒に遊ぶことを奨めるためにある協力ゲームを作っ…
ドイツ・ボードゲーム評論の日レポート(2)
6月にドイツ・ハンブルクで行われた第1回「ボードゲーム評論の日」のレポートの続きを翻訳。 1.文化的な評論と新聞の学芸欄 6つのワークショップ ボードゲーム評論の日で行われたワークショップでは、たいへん活発な議論が行われると共に、参加者に部屋の移動を促した。参加者は30分ごとにワークショップ会場を変…
ドイツ・ボードゲーム評論の日レポート
第1回となる「ボードゲーム評論の日」というイベントが6月、ドイツ・ハンブルクで開催された。ドイツ年間ゲーム大賞公式サイトに掲載されているレポートを翻訳。 文化的な評論と新聞の学芸欄 ドイツ年間ゲーム大賞協会がハンブルクで「ボードゲーム評論の日2019」を開催したとき、60人以上のボードゲームジャーナ…