これはもはやスポーツ
ボールが落ちるまでの3秒間に、課題を何回できるか宣言してチャレンジするひらめき&アクションゲーム。オリジナルはひとじゃらしがゲームマーケット2013秋に発表した『3秒ルール』で、ittenがファンブリックシリーズとしてリメイクした(3秒だからかNo.03)。3秒でできることは意外と多い。
お題にはフィジカル(アクション)とブレイン(ひらめき)があり、どちらかの山札を選んで1枚めくる。台をボールから転がして下に着くまでの3秒間に、今回のお題を何回できるか(言えるか)オークションを行い、一番多く言った人から挑戦権を得る。準備ができたらボールを転がしてスタート。
台のゴールには磁石がついており、ここに付く前に宣言した回数をこなして、すばやく指でブロックできれば成功。磁石についてしまったら失敗で、次に次に多く言った人に挑戦権が移る。
お題は写真のように単純なものではあるが、何回できそうかの見積もりと、見積もり通り実行する器用さ・頭の回転が必要になる。3秒なんてあっという間で、どんなお題でもせいぜい2~3回ぐらいかと思えば、意外とそうでもない。しかし欲張れば失敗する。3秒という時間が絶妙だということは、やってみるとわかるだろう。
自分より宣言が多い人が必死にやっているのを笑いつつ、ドキドキしながら自分の番を待つ。冷静さと集中力で宣言通り、ギリギリのタイミングで成功できたらヒーローである。
3秒トライ!
ゲームデザイン・千原大地&池上正志/アートワーク・富岡克朗
itten(2021年)
2~7人用/8歳以上/10~20分
当サイトのittenファンブリックシリーズレビュー
No.1 みんなのファイヤー
No.2 ゴールドハンティング
No.3 3秒トライ!
No.4 バイキングシーソー
No.5 スティックコレクション