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クイズすごろく かぶーる(Quiz & Race Kabu-ru)

焦らず、かぶらず

他の人とかぶらない回答を書いて、ゴールを目指すすごろくゲーム。神奈川藤沢のボードゲームカフェ「あそびば」がゲームマーケット2024秋に発表し、当サイトの注目作アンケートで得票1位、新作評価アンケートでも評価平均1位となった。

お題が発表されたら、一斉にマイボードに答えを書いて、書き終わった人から1~6の好きなマスに裏向きで置く。全員が置いたら1に置いた人からオープンして、お題に合っていれば(全員で判定)その数だけ進む。2以降は、前に出た答えとかぶっていると進めず、代わりに前の答えを書いた人が進む。

みんなが書きそうな答えを書いたら1か2へ、他の人とかぶらない自信があるなら5か6に置くことになるが、答えを書くのが遅いと選択肢がなくなるため、急いで考えなければならない。しかし急いで考えるとみんなが書きそうな答えになりやすいというのがこのゲームの面白いところだ。お題によっては正解が非常に限られているものもあり、知識よりもスピードが問われる。

トップが独走しないよう、ところどころにストップマスがあり、コース中盤からトップについて足を引っ張る「ねこかぶり大魔王かぶかぶ」が登場する。そしてコース終盤の「BOOST!!」では2つ書くダブルムーブがあり、逆転の可能性を高めている。

小学生でもわかるゲーム原理ながら、3段階に分けられたお題のバラエティと、コースの工夫によって、ゲーマーでも楽しめるようにした作品。オリジナルキャラクターのアートワークも楽しい雰囲気を盛り上げている。

クイズすごろく かぶーる
ゲームデザイン:イオピーゲームズ/イラスト:土居孝幸&辻ひめの
ボードゲームショップあそびば(2024年)
3~6人用/8歳以上/20~30分

お題は「元号」。思いっきり昔にして6マス進む
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ドラフト&ライトで島々を探検『リヴァージュ』日本語版、1月30日発売

Engamesは1月30日、『リヴァージュ(Rivages)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:J.トーム、イラスト:X.G.ドゥラン、1~5人用、8歳以上、20~30分、3300円(税込)。

キャッチアップゲームズ(フランス)から昨年発売された紙ペンゲーム。神話上の島で名高い伝説の古代の遺跡を訪ね、忘れ去られた知識を再発見する。

同時ピックアップドラフトでプレイヤー間を回る探索カードの中から、地形パターンを1つ選んでプレイヤーボードにバツ印をつける。指定された地形をすべて探索するミッションや、砦を囲むなどのクエストをクリアすれば巻物や望遠鏡などのアイテムを獲得。石像を探索すると知恵の木ボードが進み、分岐ボーナスを得られる。

島は船アイコンから始め、もう1つの船アイコンにたどり着くと、新しい島ボードを引いて探索できる。通過した島の数も競うため、どこまでミッションやクエストを達成してから次の島へ移るかの判断も悩ましい。

こうして探索カードの中からゲーム終了カードが出たら終了で、巻物の数で勝敗を決める。自分の都合ばかりでなく、次のプレイヤーが有利にならないような選択も考えて、インタラクティブにプレイできる。規定数の巻物を集めるソロプレイルールあり。

内容物:探索カード 36枚、島ボード 25枚、知恵の木ボード 5枚、ゲーム終了カード 5枚、巻物トークン 86個、偉大な探検家タイル 1枚、戦利品トークン 25個、袋 1つ、ペン 5本と拭き布 5枚、ソロモード用カード 7枚

Engames:リヴァージュ日本語版