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ボードゲームレビュー:大体八百長レース(Too Sloth To Win)

進みたくない、進んでしまう

ナマケモノたちが出したカードの分だけ進み、2位を狙う大富豪系カードゲーム。木星文庫がゲームマーケット2025春に缶入りのパッケージで発表し、プレイテ(韓国)が同年に商業版を発売した。ジョーカーの「怪しいドリンク」をいつ出すかがポイントだ。

各自手札8枚と「怪しいドリンク」1枚をもってスタート。基本は大富豪で、前の人より強い(数字が大きい、枚数が多い)カードなら出すことができる。複数枚出す場合は同じ数字または連番。「怪しいドリンク」は何の代わりにでもなるジョーカーで、レースが終わるまでに出さないと禁止薬物の所持で失格になってしまう。そして出したカードの枚数だけ自分のナマケモノが進む。

こうして最初にゴールしたプレイヤーはトロフィーチップ、2位のプレイヤーはお金チップをもらう。トロフィーはタイブレイクでしか使わず、3レースでお金チップの多い人が勝者となる。

このゲームは大富豪(前の人より強いカードが出せる)だがゴーアウト(手札をなくすのが目的)ではなく、むしろ手札が少ないと脱落の危険性が高まる。というのも前に出されたカードがシングルの場合パスすることができず、より強いカードを出せないと脱落になってしまうからだ。前に出されたカードが2枚以上ならその中から1枚を取ってパスできるので、前過ぎず後ろ過ぎないよう、ほどほどに進んでいきたい。

こうして皆がだんだんと進んでいき、終盤は先に進んだ人が負けの我慢比べとなる。手番順も考えて、最後の一歩を進まされてしまわないようにしたい。

Too Sloth To Win
ゲームデザイン:木星の読書家&A.キム/イラスト:A.キム
プレイテ(2025年)
3~5人用/12歳以上/15~30分

Posted in 日本語版リリース

水槽の美しさを競う『アクアリア』日本語版、3月9日発売

数寄ゲームズは3月9日、『アクアリア(Aquaria)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:T.ホレック、イラスト:A.ベロホウブコヴァ&R.クチャルスキ&M.ヴァヴロン、1~4人用、12歳以上、45~120分、9900円(税込)。

『SETI:地球外知的生命体探査』『ガリレオ・ガリレイ』『ティーガーデン』の作者による新作で、デリシャスゲームズ(チェコ)から2025年に発売された。今回のテーマは水槽。生育環境を整え、新しい魚を飼い、餌を与えて勝利点を競う。

ゲームは4ラウンドあり、1ラウンドに4手番を行う。手番にはメインボード上にあるプレイヤーダイスを移動させ、回転するアクションサークルの中から1つ選ぶ。ダイスは振らずに手番数を表示するだけのもので、他プレイヤーが選んだアクションサークルも選ぶことができる。

アクションは水族館カード(水草や魚)を配置する、百科事典トラックを進めてボーナスを得る、酸素レベルを上げる、水族館カードとエサを獲得する、ペットショップトラックを進めて勝利点を得るの5つ。隣接するアクションサークルを選ぶと追加のボーナスがあるので、数手先のアクションを考慮して選択する必要がある。

最終決算で水槽の魚や百科事典などによる勝利点を合計して最も多いプレイヤーの勝利。仮想プレイヤーと競うソロモード付き。

数寄ゲームズ:アクアリア