顔パーツで犯人を当てる『モンタージュ』3月25日発売
幻冬舎は3月25日、『モンタージュ「顔」を作って犯人をみつけるゲーム』を発売した。ゲームデザイン:ShelaughGames(シラフゲームズ)、2~8人用、8歳以上、15分、1980円(税込)。
ShelaughGamesがゲームマーケット2024秋に発表した作品の商業版。目撃情報カードで生成される「ネコ顔な総理大臣」「せっかちなロマンチスト」「つかれきった魔法使い」などを顔パーツカードで表現し、刑事役のプレイヤーに当ててもらうことを目指す。
2枚の目撃情報カードでお題が決められ、出題者は顔パーツカードを手配書シートの上に組み合わせて、モンタージュを作る。解答者は番号で犯人を予想し、正解した目撃情報の数だけ得点。出題者は最高得点者と同じ得点。これをくり返して合計得点を競う。
パーツは86種類で表現は自由自在。どのパーツを選ぶかだけでなく、置く位置もヒントになる。現代版ふくわらいを楽しもう。
マーケットデイ(Market Day)
徐々にわかってくる全体像
骨董品と好事家のカードの断片的な情報から得点を競うカードゲーム。ハレルヤロックボーイがゲームマーケット2024秋に「パイロット版」として発表し、当サイトの新作評価アンケートで6位を獲得した。なお「正式版」のリリースはまだ発表されていない。
全体で80枚あるカードのうち、各ゲームでは半分以下しか使わない。骨董品は5種類、好事家は8枚あるが、ゲームごとに偏りがあることになる。その情報を掴んで、得点が高そうなカードを集めていくという、『ハグル』のような楽しさがある。
使うカードは各プレイヤーの手札と公開の場札になり、毎ラウンド手札から1枚ずつドラフトしていく。選ばなかったカードと公開の場札は再び混ぜて配り直される。同じカードがまた手札に戻ってくるかもしれないし、他のプレイヤーのところにいくかもしれない。また1枚ドラフトして、残りを混ぜて配り直して、というのを繰り返して7ラウンドでゲーム終了。
得点計算は、種類別の数字の合計によるマジョリティ、1枚しかなかったカードの得点、好事家の条件による得点、宝石カードの得点を合計して勝敗を決める。カードがプレイヤー間を巡るにつれて、どの種類が多いか、どれがレアか、好事家は何を求めているかが徐々にわかってくる。他プレイヤーが選んだカードもヒントになるだろう。
カードの混ぜ方は、テーブル上にランダムに置いて皆で混ぜるウォッシュシャッフル。そこから手札を引いてくるのが骨董品集めをしているようだ。「ほほぅ、それはすばらしいお茶碗ですな」などとお互いのコレクションにコメントし合うのもコレクターのような楽しさがある。
マーケットデイ
ゲームデザイン:シマムラナオ/イラスト:ヤマウチロックボーイ&ドウゲンノブタケ
ハレルヤロックボーイ(2024年)
3~4人用/10歳以上/15~20分