マンカラで十字軍遠征『クルセイダーズ』多言語版、11月20日一般発売
ディアシュピールは11月20日、『クルセイダーズ(Crusaders: Thy Will Be Done)』の日本語版を含む多言語版を一般発売する。ゲームデザイン・S.ジェフィー、イラスト・A.P.マクルバー、2~4人用、14歳以上、40~60分、6800円(税別)。
オリジナルはTMG社(アメリカ)が2018年に発売した作品。台湾の会社と共同による他言語版が8月に国内発売されたが、不良品交換があったため3ヶ月遅れての一般発売となる。十字軍を率いて異教徒を鎮圧し、建物を建て、騎士団の影響力を高めることを目指す。
移動、召集、聖戦、建築、影響力という各自のアクションはプレイヤーボードで選択でき、アクションスペースに置かれたコマの数だけアクションができる。実行したアクションスペースのコマはほかのマスに振り分けられる「マンカラ」システムで、すべてのアクションを満遍なく行わなければいけないようになっている。
アクションスペースはアップグレードできる上に、各プレイヤーには特殊能力が最初から与えられ、アクション選択にプレイヤーによって異なる戦略性が生まれる。プレイ時間短めでしっかり遊べ、リプレイアビリティも高い作品だ。
・ディアシュピール:クルセイダーズ
(写真は英語版)
どれを残してどれを出すか?『モンスターカフェ』日本語版、11月27日発売
すごろくやは11月27日、『モンスターカフェ(Monster Cafe)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.キャタジアン&T.リヴィエール、イラスト・G.ボールドウィン、2~5人用、8歳以上、15分、2200円(税別)。
ランバージャックス・スタジオ(フランス)から今年発売された作品。各自の前にあるカードを中央にプレイしていって、残ったカードで得点を競う駆け引きのゲームだ。
各自ランダムに配られた10枚のモンスターカードを見て、7枚を公開し、3枚と伏せておく。手番には自分でもほかのプレイヤーでもいいので、公開されているカードを中央にプレイする。ラウンド終了に、モンスターごとに中央に出ているカードが多いほど得点になるが、その得点をもらえるは残ったカードが一番多い人だ。
自分のカードを温存しつつ、ほかのプレイヤーのカードを出して得点を上げたいところだがそれを考えているのはほかのプレイヤーも同じ。伏せたカードは一体何なのか、お互いの読み合いが熱くなる。
さらに各モンスターカードは中央に蓄積されるたびに「公開カードと伏せたカードを入れ替える」「タイブレイクを得る」「指定カードをロックする」といった特殊効果があり、先を読みにくくしている。モンスターカードは12種類あるが、毎回使うのは5種類だけなので、組み合わせによって戦略も変わる。
・すごろくや:モンスターカフェ