独年間キッズゲーム賞受賞作『ドラゴミノ』日本語版、9月25日発売
テンデイズゲームズは9月25日、『ドラゴミノ(Dragomino)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.カタラ&M.フォー&W.フォー、イラスト・M.ダシルヴァ&C.ドゥシャン、2~4人用、6歳以上、15分、3630円(税込)。
ドイツ年間ゲーム大賞2017を受賞した『キングドミノ』のキッズ版として昨秋ブルーオレンジゲームズ(フランス)から発売され、フランス年間ゲーム大賞2021キッズゲーム部門賞、ドイツ年間キッズゲーム大賞2021を受賞した作品。タイルを配置してたまごタイルをめくり、キッズドラゴンを探す。
地形が2マスつながったタイルを場から選んで自分の前に配置し、同じ地形がつながったらその分だけ対応する地形のドラゴンのたまごを獲得する。たまごチップをめくってキッズドラゴンがいれば1点、殻だけだったら得点はないが次のラウンドのスタートプレイヤーが取れる。
地形ごとにたまごの数は異なり、レアな地形ほどキッズドラゴンが出やすい。この「たまごガチャ」が大人も子供も熱くさせる。今年度一番のキッズゲーム、いよいよ発売だ。
ドイツゲーム賞2021に『アルナックの失われし遺跡』
ボードゲームメッセ「シュピール」を主催するフリードヘルム・メルツ社(ドイツ)は本日、32回目となるドイツゲーム賞(Deutscher Spiele Preis)を発表した。一般愛好者の投票により、『アルナックの失われし遺跡(Die Verlorenen Ruinen von Arnak)』が1位に選ばれた。同作品は今年のドイツ年間エキスパートゲーム大賞(KdJ)でノミネートされており、ゲーマーズゲームの最注目作となる。
ドイツゲーム賞は、前年の秋から当年の春までに発売された新作を対象として、はがき、インターネット、用紙による一般投票で選ばれている。5タイトルまで記入する方式で、毎年フリーク向けの作品が選ばれる傾向にある。昨年は『ザ・クルー』、一昨年は『ウイングスパン』が受賞した。
今年1位となった『アルナックの失われし遺跡』は、遺跡を発掘してお金やアイテムを集め、研究を進めるリソースマネージメントゲーム。チェコゲーム出版から昨秋発売され、ドイツ年間エキスパートゲーム大賞にノミネートされた。ゲーマーズゲームを数多く出版してきたチェコゲームズ出版の作品が同賞で1位になるのは初。日本語版はホビージャパンから発売済。
2位にはドイツ年間ゲーム賞の『ミクロマクロ:クライムシティ』、3位には同ノミネート作品の『ロビンフッドの冒険』が入った。10位以内のうち日本語版が発売(予定も含む)されているのは、昨年から1タイトル増えて9タイトル。
同じく投票で選ばれるドイツキッズゲーム賞には『ドードー』が選ばれた。授賞式は、エッセン・シュピール会期中に行われる見込み。
【ドイツゲーム賞2021】
1位:アルナックの失われし遺跡
(Die Verlorenen Ruinen von Arnak / ミン&エルウェン / チェコゲームズ出版)
2位:ミクロマクロ:クライムシティ
(MicroMacro: Crime City / J.ジッヒ / シュピールヴィーゼ出版&ペガサスシュピーレ)
3位:ロビンフッドの冒険
(Die Abenteuer des Robin Hood / M.メンツェル / コスモス)
4位:パレオ
(Paleo / P.ルステマイヤー / ハンス・イム・グリュック出版)
5位:イーオンズエンド
(Aeon’s End / K.リレイ / フロステッドゲームズ&ペガサスシュピーレ&インディボード&カード)
6位:エバーデール
(Everdell / J.A.ウィルソン / ペガサスシュピーレ&スターリングゲームズ)
7位:ファンタジー・レルムズ
(Fantastische Reiche / B.グラスコ / ストローマンゲームズ)
8位:紀元1800
(Anno 1800 / M.ウォレス / コスモス)
9位:プラハ 王国の首都
(Praga Caput Regni / V.スヒー / デリシャスゲームズ)
10位:グルームヘイブン:獅子のあぎと
(Gloomhaven – Die Pranken des Lowen / I.チルドレス / フォイヤーラント)
【ドイツキッズゲーム賞2020】
ドードー
(Dodo / M.トイブナー&F.ベーベンロート / コスモス出版)