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3段階オークションにパワーアップ『フォーセール オートラマ』日本語版発売

ふるりん本舗は本日、『フォーセール:オートラマ(For Sale Autorama)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・S.ドラ、イラスト・K.モリヤ、3~6人用、10歳以上、30~45分、4070円(税込)。

名作オークションゲームとして名高い『フォーセール(1997年)』のセルフリメイク。イーグル・グリフォンゲームズ(アメリカ)がキックスターターを経て製品化した。テーマを不動産から自動車に変更し、オークションにもう一段階を加えて三段階にし、特殊能力を持ったアドバイザーを加える。

各自最初の資金を持ってゲームスタート。まずプレイヤー人数分のアドバイザーが並べられ、時計回りにビッドしていって、パスしたプレイヤーから現在ビッド額の半額を支払って数値の低いアドバイザーを獲得する。最後まで残ったプレイヤーは一番数値の高いアドバイザーが手に入るが、ビッド額の全額を支払わなければならない。これをアドバイザーカードがなくなるまで繰り返す。

『フォーセール』ではここで一斉公開の封印入札オークションを行うが、『オートラマ』はここに1周オークションを挟む。乗り物カードを人数分公開し、時計回りにアドバイザーカードを出して、数値の高い順に高価な乗り物を取っていく。その後、小切手カードを人数分公開し、乗り物カードを裏にして出して一斉公開。高価な乗り物を出したプレイヤーから高い小切手カードを獲得する。

最後は残った現金と小切手カードの金額の合計が最も多いプレイヤーが勝利する。

さらにアドバイザーカードにはそれぞれ特殊能力を加えて遊ぶこともでき、獲得時、乗り物カードの入札時、小切手カードの入札時、ゲーム終了時のそれぞれでオークションを有利にしたり、臨時収入をもたらしたりする。

近年注目のK.モリヤがイラストを担当。最近では珍しいオークションゲームの粋がまた楽しめるようになる。

内容物: アドバイザーカード 30枚、乗り物カード 30枚、小切手カード 30枚、マネートークン 72枚

ふるりん本舗:フォーセール オートラマ

(写真は英語版)

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不正解に導いているのは誰?『ダニー:映画を想う』日本語版、8月20日発売

すごろくやは8月20日、正体隠匿コミュニケーションゲーム『ダニー:映画を想う(Dany goes to hollywood)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・P.ヴィズカーロ、イラスト・A.バイヤルジョー、3~8人用、14歳以上、30分、2200円(税込)。単品で遊ぶことも『ダニー』と組み合わせて遊ぶことも可能。

オリジナルは2020年、グーアゲームズ(フランス)から発売された作品。イラストカードを並べて映画のタイトルを当てるゲームだが、不正解に導こうとする裏切り者「ダニー」役のプレイヤーが1人混じっている。

お題カードには5つの実在する映画名が並んでおり、そのうち1つが正解。出題者はイラストカードを並べて正解を表現する。ほかのプレイヤーは相談の上、どれが正解かを当てるが、予めランダムに配られている役割カードで密かに「ダニー」役になったプレイヤーは、さりげなく不正解に導こうとする。

出題者を交替しつつ、6回正解すればダニー以外の勝利。その前に3回不正解ならば、誰が「ダニー」役だったかを投票で決めて、当てられなければ「ダニー」役の単独勝利となる。「ダニー」役に出題者が回ることもあり、そこでのヒントの出し方も手がかりになる。

今作では新たに「ダニー」をサポートする新しい役割「ダニーの理性」を加えることができる。不正解に導きつつ、いかにも「ダニー」役であるかのように振る舞って、投票で本物の「ダニー」役が当てられないようにする。

収録されている映画100タイトルは有名どころばかりだが、映画好き同士で遊べばマニアックなワンシーンを表現したりしてさらに盛り上がるだろう。

すごろくや:ダニー:映画を想う