タルヲシル破産、『キズナと螢の物語』などを製作
東京商工リサーチ速報によると、創作集団タルヲシル(株)は9月8日、東京地裁より破産開始決定を受けた。資本金550万円、負債額調査中。
ボードゲーム開発支援・クラウドファンディングプロジェクト提案・UIデザイン・イラスト・2Dアニメ・テキスト制作を手掛け、「タルオシルゲームズ」のレーベルでゲームマーケット2016から出展。『進め!ユグドラ探検隊』『サムライソウルフード』『キズナと螢の物語』(エピソード3まで)をリリースした。また2017年には「和の癒し」をテーマにしたボードゲームカフェ「ムスビヨリ」を東京上野にオープンしている。
2018年に朗読劇版『キズナと螢の物語』(出演・榎ちひろ氏ほか)のDVD製作をめぐって舞台音楽の制作者とトラブルになり、その際に代表の暴言がもとで炎上。2019年3月には「ムスビヨリ」の閉店を余儀なくされた。その後は「事業を縮小していたが、資金繰りも限界となり今回の措置となった」という。
独年間キッズゲーム賞受賞作『ドラゴミノ』日本語版、9月25日発売
テンデイズゲームズは9月25日、『ドラゴミノ(Dragomino)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.カタラ&M.フォー&W.フォー、イラスト・M.ダシルヴァ&C.ドゥシャン、2~4人用、6歳以上、15分、3630円(税込)。
ドイツ年間ゲーム大賞2017を受賞した『キングドミノ』のキッズ版として昨秋ブルーオレンジゲームズ(フランス)から発売され、フランス年間ゲーム大賞2021キッズゲーム部門賞、ドイツ年間キッズゲーム大賞2021を受賞した作品。タイルを配置してたまごタイルをめくり、キッズドラゴンを探す。
地形が2マスつながったタイルを場から選んで自分の前に配置し、同じ地形がつながったらその分だけ対応する地形のドラゴンのたまごを獲得する。たまごチップをめくってキッズドラゴンがいれば1点、殻だけだったら得点はないが次のラウンドのスタートプレイヤーが取れる。
地形ごとにたまごの数は異なり、レアな地形ほどキッズドラゴンが出やすい。この「たまごガチャ」が大人も子供も熱くさせる。今年度一番のキッズゲーム、いよいよ発売だ。