古代ギリシャでポリスの覇権争い『コーラ:ライズ・オブ・アン・エンパイア』日本語版、先行販売開始
アソビションは9月23日、『コーラ:ライズ・オブ・アン・エンパイア(Khôra: Rise of an Empire)』日本語版の先行販売を専用サイトで開始した。ゲームデザイン・慶應Head Quater Similation Game Club、イラスト・D.シャプレ&J.ミレ、2~4人用、14歳以上、75分、7260円(税込、メタルコインセットは7700円)。一般発売は12月15日。
オリジナルは慶應義塾大学ボードゲームサークルHQがゲームマーケット2017秋に発表した『インプルーブメント・オブ・ザ・ポリス(Improvement of the Polis)』。その後、アソビションが美麗なアートワークで一般発売したが、さらにイエロ社(フランス)がタイトルとイラストを変更したヨーロッパ版を制作し、逆輸入で日本語版となる。
古代ギリシャの都市国家ポリスの有力者となって、自分の都市国家を発展強化し、ギリシャの覇権を競う。振ったダイスにアクションカードを割り当てて7種類のアクションを行い、文化・経済・軍事を発展させるメカニクス。プレイヤーごとに異なるポリスの特性、手持ちの政治カードの内容によってアクションは変わり、多様な戦略が生まれる。
ルール変更はないが、二層式ボードと新しいラストでこれまでと違ったプレイ感が得られるだろう。
ダイブ!(Dive)
サメは上から何枚目?
透明の海洋シートが重ねられているのを上から見て、何枚目にサメ・ウミガメ・マンタがいるかを目測し、トークンを置いてプロットする視覚ゲーム。シットダウン!(ベルギー)から今春発売され、日本語版も出ている。アナログならではのギミックに心躍る。
毎ラウンド、上から5枚のどこにサメがいるかを目測し、ついたての裏にコマを置く。全員のプロットが終わったら、1枚ずつ海洋シートをめくって、サメの予想が外れればラウンド脱落、ウミガメやマンタがいればプロットした数字の大きい人が追加で進める。どれくらい進んだかは潜水ボードで記録し、最初にゴールに達したプレイヤーが勝者。
目測が難しいゲームかなと思っていたが、意外と当たるもので、正解率は誰でも8割ぐらいいくようだ。その分、相手の正解率をお互いに下げようとしてあることないことを言う。こうして透明シートを皆でためつすがめつ眺めながら、あーだこーだ言い合うのが楽しい。「3枚目にいるよ絶対」とか言って4枚目にサメプロットし、蓋を開けてみたら本当に3枚目だったり。でも終盤、ここぞというときには本気になって凝視したり、角度を変えたりとつい真剣になってしまう。
Dive
ゲームデザイン・R.キャテルジャン&A.ペローン
イラスト・A.ボンヴァル、シットダウン!+アークライト(2021年)
1~4人用/8歳以上/30分