消防隊(Feuerwehr)
間に合わなかった…
燃え広がる火事に消防隊で駆けつけ、消火活動にあたる協力ゲーム。1984年のドイツ年間ゲーム大賞候補作品である。地震でまる1日停電だった間、どこにも出かけられなくて暇を持て余す長女・長男と3人でプレイ。
四隅からトラックと消防車の列を作ってスタート。手番にはダイスを振って、トラックなら列を進め、火なら中央の赤いコマが1つ増え、放水ならトラックを1台取り除いて赤いコマを1つ減らす。サイレンはジョーカーでトラックか放水を選べる。
目的は、中央にある赤いコマが12個になる前に、全ての消防車が現場に到着すること。先に到着した人は、ほかの人のコマを動かすことができる。全員負けか、全員勝ちの協力ゲームである。
序盤からものすごい勢いで増えていく火の手。消火活動がとても追いつかない。1回目はあっという間に火が燃え広がって負け。2回目は序盤に燃え広がらなくて大丈夫そうだと思ったが、トラックがなくなったころから手に負えなくなり負け。おやつを食べてから再挑戦したがあっけなく負け。結局3戦全敗。
火が増える目が2つもあるので失敗するのも無理はないが、それにしてもこのバランス。子供たちも絶句していた。現実はこんなものではないことを願う。
Feuerwehr
N.レフライトナー/ヘルダー出版(1984年)
2〜4人用/5歳以上/20分
絶版・入手難
ボードゲーム購入
国内のショップでボードゲームをあまり買わなくなった。「国内で買えるものは国内で」という指針はもっているが、エッセンで買ってきたのがまだ遊びきれてない上に、有償・無償の翻訳依頼で送られてきたものがずいぶんあるからである。
それでも昨年遊んだゲームを振り返っているうちに、これだけは所有しておきたいと思うものが何点か出たのと、面白そうなのにウェブでほとんどレポートを読まないものがあったので、専門店に注文することにした。放出が進んで、棚に隙間ができたというのもある。
まず先月にいったんほしいものリストを作成しておき、デスクトップにいったん放置。そして忘れた頃に開いて、もう一度吟味する。その時点でもう品切れだったら、縁がなかったものと諦める。こうすればいったん忘れることによって衝動買いはだいぶ抑えられる……と思ったがあまり減らなかった。というか、むしろ増えた(汗)。
それから、ほしいものリストができるだけ多く入手できるショップを探し、注文する。結局、品揃えがよくて品切れが少ないお店になるわけだが、年間200タイトル以上輸入されているものを網羅するのは無理な話で、自分の好みに合ったラインが揃っているかということも大きい。これを考えると、ショップに優劣などはなくて、ショップによってさまざまな特色を出していることが望ましい。
ただドイツゲームはこのところ目新しさがないとはいえ、ほしいゲームの中にたいてい1つ2つはメビウス系があるもので、メビウス系は揃えておいてほしい。アマゾンに載るのは一部だけで、残りは専門店でしか手に入らない。
一方、ホビージャパン系はアマゾンやホビーショップ通販で安価で買えてしまうのでなくてもよい。そう考えると、ホビージャパンが大きく展開していることで、既存の専門店はその分圧迫されているのかもしれない。
非メビウス・非ホビージャパン系では、dVゲームズなどイタリアもの、2Fシュピーレやアルゲントゥムなどドイツの小メーカー、ギミックもの、パーティーゲーム、有名デザイナーものあたりの充実度が私にとって大事なポイントである。
私はそれほどこだわらないが、ほかにも支払いの便利さとか、発送までの早さとか、日本語ルールの出来具合とか、アフターサービスとか、ショップを選ぶ基準はいろいろありそう。皆さんはどんなところでショップを選んでいますか?