7月末のジェンコン2020も中止
アメリカ最大の卓上ゲームイベント「ジェンコン2020」が、新型コロナウィルスの感染拡大で参加者の安全を確保できないため中止となったことが19日、主催するジェンコン合同会社より発表された。これに代わってオンラインイベントが計画されている。
昨年は7万人が参加したジェンコン。近年はエッセン・シュピールに先駆けて各社が新作ボードゲームを展示発表する場となっていた。また『ドミニオン』世界選手権はこの会期中に行われていた。
今年は7月30日から4日間にわたってアメリカ・インディアナポリスで開催予定だったが、中止になるのは1968年の開催以来史上初。18日に発表されたエッセン・シュピールの1年延期に続いて、国際的な主要なボードゲームイベントが開催されないことになる。
代表のP.アッキソン氏は「私は同じ場所に集う人々の力を信じています。この危機にどう適応していくか学ぶ中で 状況は変わっていかなければなりませんが、いつの日かまた集まり、同じテーブルで本物のサイコロを振るときがやって来るでしょう。」とコメントしている。
・GenCon:A Message from Peter Adkison
・国内外のボードゲームイベント開催状況2020
It is with a heavy heart that we must announce the cancellation of Gen Con 2020. The safety of our attendees, exhibitors & staff are of the utmost importance to us & we cannot in good conscience host a large gathering while doing so could threaten the health of so many. 🧵
— Gen Con (@Gen_Con) May 19, 2020
SdJ2015のカードゲーム版『コルト・スーパー・エクスプレス』日本語版、6月中旬発売
ホビージャパンは6月中旬、『コルト・スーパー・エクスプレス(Colt Super Express)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.ランボー&C.リフェーブル、イラスト・J.ヴァルブエナ、3~7人用、8歳以上、15分、2000円(税別)。
ルドノート(フランス)から今年世界同時発売となる新作。2015年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作を超特急で楽しめる。ベル、シャイアン、ジャンゴ、ドク、ゴースト、メイ、トゥーコ―悪名高い7人の無法者が列車を行き来して派手な銃撃戦を繰り広げる。
プロット式で各自4枚の手札からアクションカード3枚をひそかに選び、重ねて行動を計画。アクションカードには「振り向く」「昇り降り」「前に移動」「銃を撃つ」「起き上がる」などのアクションがある。計画が終わったら、アクションカードを順番にめくって行動を解決していき、全員がアクションを終えたら、機関車から一番遠い列車が切り離される。
今回の目的は列車に最後まで残ること。銃で撃たれて列車から飛び出したり、切り離された列車に乗っていたりすると脱落になってしまう。ほかの強盗たちの行動を予測しつつ、自分だけが生き残るにはどのアクションをどの順番でプロットするか?
追加アクションカードが2種類あり、加えることでよりドラマチックな展開が生まれる。セットアップもかんたんで楽しさを凝縮した作品だ。
内容物:鉄道車両カード 9枚、スタートプレイヤーカード 1枚、アクションカード 28枚、コマ 7個、ルールブック、「反射行動」拡張カード 7枚、「馬で移動」拡張カード 7枚