『えんとつ町のプペル』ボードゲーム、『ハイパーロボット』とルール酷似で95%オフ
ボードゲーム制作会社「STUDIO PREBO」の新作『えんとつ町のプペル ボードゲーム』が、『ハイパーロボット』のルールに酷似しているという指摘を受け、95%オフで販売されることになった。
STUDIO PREBOはさまざまななゲーム会社のボードゲーム好きが集まって結成されたボードゲーム制作会社で、ゲームマーケット2020春で4タイトルを携えて初出展を予定していた。そのうちの1タイトル『えんとつ町のプペル ボードゲーム』は、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏の絵本をテーマにしたボードゲームで、壁などにぶつかるまで止まらないユニットを、スタートからゴールまで最短何回で到達できるか考えるゲームだった。
このルールが故A.ランドルフの『ハイパーロボット(Rasende Roboter)』によく似ているという指摘が寄せられ、STUDIO PREBOは3日、ウェブサイトでお詫びと報告 を発表。「ゲーム制作を進める上で様々なゲームを研究し、一部参考にした要素もございますが、本ゲーム特有の体験が味わえるよう、特殊ルールなどは今回独自に考案いたしました」とした上で、十分な説明がなく、疑念を抱かせたことを謝罪し、500部全てを予定価格3500円から95%オフの175円で販売 することを発表した。
『ハイパーロボット』も『えんとつ町のプペル ボードゲーム』もぶつかるまで止まれないロボット/ユニットを最短手数で目的地に到達させるという点では共通する。一方、『ハイパーロボット』はランダムに引いたチップで移動するロボットと目的地が指定されるが、『えんとつ町のプペル ボードゲーム』はダイスで指定される上に、ルールサイコロによってユニットの入れ替えなどが起こる。これが「一部参考にした要素」「今回独自に考案」と見られる。
格安販売を受けて愛好者からは、販売自体を取り下げるべきという意見や、意図的なものかどうか明らかにするべきという意見、ルールが似ているかどうかといった主観的な問題でここまで批判されるべきではないといった意見が上がっている。
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ルールの流用って著作権法的にはグレーゾーンなんだよな。たしか。
学級会開催の基準は、「駄作の改良は許されるが、名作の劣化コピーは許されない」ものと認識している。
— 北条投了 (@give_up3) April 6, 2020
高得点になる野菜はどれ?『ポイントサラダ』日本語版、4月30日発売
アークライトゲームズは4月30日、『ポイントサラダ(Point Salad)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.スタンケウィッチ&M.ジョンソン&R.メルビン、イラスト・D.マンギーニ、2~6人用、12歳以上、15~30分、2500円(税別)。
オリジナルはAEG(アメリカ)から2019年に発売された作品。108枚あるカードの全てに違った得点方法が記されており、野菜を集めて最高のサラダを作る。
目標カードには得点を獲得できる野菜カードが記されている。自分の手番にはこの目標カード1枚か、目標カードに合わせて野菜カード2枚を獲得していく。
しかし目標カードの裏側は野菜カードになっており、野菜カードが場から取られると、目標カードが野菜カードへと変化してしまう。変化し続けるカード置き場から、最も得点が高くなるのはどのカードか見極めなくてはならない。
「ポイントサラダ」は近年のゲーマーズゲームでよく言われる用語で、多くの得点方法を用意してゲームに深みをもたせる手法だが、こちらは得点方法は千差万別ながら、至ってシンプル。大人も子どもも楽しめる、お手軽なカードゲームだ。
内容物:両面仕様のカード 108枚、ルール説明書 1冊(カードサイズ:63×88mm)