1人用重量級アドベンチャー『ネモの戦い』日本語版、3月11日発売
アークライトゲームズは3月11日、『ネモの戦い ~海底二万マイルを超えて~(Nemo’s War)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.テイラー、イラスト・I.オートゥーレ、1~4人用、14歳以上、60~120分、8000円(税別)。
オリジナルは2009年、ヴィクトリーポイントゲームズ(アメリカ)から発売された。今回の日本語版は、ゴールデンギーク賞にソロゲーム部門にノミネートされた第2版(2017年)に基づく。小説『海底二万マイル』とその続編『神秘の島』のストーリーと世界観に基づき、潜水艦ノーチラス号のネモ船長となって、驚異と危険に満ちた大海原を冒険する。ソロプレイモードが基本で、2~4人では協力・準協力ゲームとしてプレイする。
「戦争」や「探険」などネモ船長の冒険の動機と、シナリオを選んでゲームスタート。動機によって探検、研究、戦闘といった各分野のVPが異なり、さまざまな得点を組み合わせて目標点数のクリアを目指す。
さまざまなミッションはダイスロールで判定を行うが、出目を調整できるカードをどこで投入するかで戦略性がある。ダイスロールに失敗するとペナルティをうけることもあり、緊張感のあるプレイが楽しめる。
愛船ノーチラス号のフィギュア、色とりどりの財宝トークンに、1870年代の世界地図をベースにしたゲームボードといった豪華な内容物も魅力のひとつ。小説に沿って、選んだシナリオによってさまざまなエンディングを体験をすることができるほか、協力ゲームモード、貢献度を競う準協力ゲームモードもあって複数人でプレイすることもできる。
内容物:ゲームボード 1枚、冒険カード 62枚、改造カード 10枚、士官カード 9枚、蜂起キューブ 12個、ダイス 5個、ノーチラス号フィギュア 1個、ルールブック 1冊、エピローグ集 1冊、キャラクタータイル 6枚、船長タイル 1枚、動機タイル 2枚、勝利点(VP)マーカー 25個、リソースマーカー 3個、船舶トークン 69個、財宝トークン 59個、恐怖の海洋トークン 10個、その他のトークンとマーカー 38個(※カードサイズ 89×63.5mm)
福岡県内の図書館6館で展示企画「ゲームで読書しませんか?」
今月、福岡県内の図書館6館が合同で、一斉展示企画「ゲームで読書しませんか?~ボードゲーム、カードゲーム、TRPGからデジタルゲームまで~」を実施している。各館でゲームに冠する図書を1ヶ所に集めて展示する。
参加しているのは福岡県立図書館、福岡市総合図書館、福岡市博多図書館、小郡市立図書館、筑後市立図書館、大牟田市立図書館の6館。「ヤングアダルト」をターゲットに、「ゲームと読書は相性が良い」「ゲームをきっかけに本や図書館を楽しんでもらいたい」という司書たちの思いで立ち上がった。
将棋、囲碁といった伝統ゲームから、TRPG、クトゥルフ神話、ポケモンGOなど、各図書館によって推薦図書のラインナップやレイアウトもさまざま。図書館に足を運ばないキッズや若い世代でも興味のもてるテーマで、読書への興味を喚起しようとしている。
図書館でのボードゲーム関連の取り組みは、ボードゲームの館外貸出サービスなどが『図書館とボードゲーム』で紹介されているが、複数館の一斉展示も新しい取り組みとして注目される。