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フジの新番組「VS魂」で『チャオチャオ』

フジテレビ系列で1月3日18時から3時間生放送された『VS魂』で、『チャオチャオ』をアレンジした嘘つきすごろく「DAMASHI魂」がプレイされ、木村拓哉氏が優勝した。

『チャオチャオ(Ciao, Ciao…)』はアメリカ人ゲームデザイナー・故アレックス・ランドルフの作品で初版は1997年にドイツで発売された。日本語版は2013年にメビウスゲームズから発売され、同年に日本ボードゲーム大賞(選考部門)を受賞している。番組内ではMCの相葉雅紀氏が「よく遊んでいる」とも。

番組では「『チャオチャオ』を元に番組オリジナルのルールにアレンジ」と断った上で、手持ちのコマを7個から5個へ、勝利条件をゴールに3個から2個へ減らしてプレイ時間を短縮。ダイスの出目が数字だった場合は正直に申告しなければならなくなり(オリジナルは1が出ても4などと言ってよい)、ダウトの宣言はボタンを使うことで盛り上がりどころをクローズアップした。

『VS魂』は昨年で終了した人気ゲーム番組『VS嵐』の後継として今年からスタート。『VS嵐』ではアクションゲーム・スポーツゲームが多かったが、今後このような頭脳ゲームも取り入れられるかもしれない。「DAMASHI魂」は予選4ゲームで勝者はそれぞれ志田未来、設楽統、平野紫耀、木村拓哉の4氏。決勝で木村拓哉氏が優勝し、初代王者となった。

『チャオチャオ』は番組の影響もあって品薄となり、価格が高騰しているが版元のメビウスゲームズによれば今月末か来月に再入荷予定だという。

VS魂:DAMASHI魂

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2021年年明けの新作:アミーゴ

例年1月下旬に行われているニュルンベルク・シュピールヴァーレンメッセは新型コロナウィルス感染拡大の影響で7月20~24日に延期された。しかしドイツ年間ゲーム大賞などの選考は従来どおりの日程で行われることもあり、各出版社は年明けの新作を発表し始めている。邦題は直訳で、国内流通時は別のものになる可能性がある。
小箱で楽しいカードゲームをリリースしているアミーゴ社(ドイツ)から。

ラマダイス(LAMA Dice)
ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・R.ゾマーカンプ&B.シュペルガー、2~6人用、8歳以上、20分。
一昨年のドイツ年間ゲーム大賞に選ばれたカードゲームがダイスになった。
各プレイヤーは数字カードを6枚手元に並べ、手番にはダイスを3個振るか降りる。出目によってカードを捨てることができるが、出た目のカードがなければペナルティーチップを受け取らなければならない。誰かがチップを全部捨てるか、全員が降りたらラウンド終了。残ったカードはマイナス点となり、チップで受け取る。カードを全部なくすか、ダイスで全部ラマが出たら、チップを1枚捨てることができる。既定ラウンドでチップの一番少ない人が勝つ。

サイレント・プラネット(Silent Planet)
ゲームデザイン・K.アルテンブルガー、イラスト・フィオーレ社、2~6人用、8歳以上、15分。
宇宙テーマの協力カードゲーム。
各自9枚のカードを裏にして並べ、何枚かをめくっておく。プレイヤー人数と同じ数の宇宙人チームを作ることが目標だ。手番には他のプレイヤーが自分の前から裏になったカードを1枚選んでめくる。そのカードと同じ宇宙人を5枚集めるか、全て異なる宇宙人を5枚集めると宇宙人チームの出来上がり。しゃべってはいけないので、どれがどのカードなのかはジェスチャーなどで伝えなければならない。

クラック!ファミリー(Clack! Family)
ゲームデザイン・H.シャフィール、イラスト・Y.シモーニ、2~4人用、7歳以上、10分。
2019年にドイツ語版が発売された『クラック!』のディスクをカードに変えたバージョン。
ディスクの周囲に7枚のカードを並べ、ダイスを2個振る。その出目を見て、ダイスで出たイラストがちょうどの数だけ書いてあるカードを探し、手で取る(木が2本、動物がいないなど)。先に取った人がカードを獲得。どのカードも合わない場合は、中央のディスクを取り、一番早かった人が7枚全部を獲得する。カードがなくなったとき、獲得したカードの多い人が勝ちとなる。

ウィザード25周年記念版(Wizard 25-Jahre-Edition)
ゲームデザイン・K.フィッシャー、イラスト・F.フォーヴィンケル、3~6人用、10歳以上、45分。
1ラウンド目は1枚、2ラウンド目は2枚……とカードが配られ、獲得トリックを宣言し、宣言通りならば得点となるトリックテイキングゲーム。必ず勝つ魔法使いと、必ず負ける愚者が4枚ずつ入っているほか、魔法使いよりさらに強いドラゴン、愚者よりもさらに弱い妖精、手札を変えるジャグラー、切り札の色を変えるワーウルフ、宣言を変える魔法の雲と爆弾、魔法使いにも愚者にもなるシェイプシフターが入る。

アーティチョーク(Artischocken)
ゲームデザイン・E.ラルキンス、イラスト・B.パング、2~4人用、10歳以上、20分。
タイトルはつぼみが食用になるアザミの一種。野菜集めがテーマのデッキ構築カードゲームで、ゲームライト社から昨年発売された『アーティチョークを全部捨てろ(Abandon All Artichokes)』のドイツ語版。
各プレイヤーはアーティチョークカード10枚のデッキから5枚を手札にしてスタート。手番には場札にカードを補充してから1枚を手札に入れ、手札の野菜カードをプレイしてアクションを行う。野菜には種類によってカードを交換したり、捨てたりするといった効果があり、アーティチョークカードを廃棄していく。手番の終わりに使わなかったカードを捨て札にして、デッキから5枚引く。デッキがなくなったら捨て札を混ぜて新しいデッキにする。デッキから引いた5枚にアーティチョークカードがなかったら勝利となる。

大猟(Fette Beute)
ゲームデザイン・A.ニグルス、イラスト・M.ダ・シルバ&C.ドゥシャン、3~6人用、8歳以上、15分。
2019年にフラットラインドゲームズ(ベルギー)から発売された『ホーダー(Hoarder)』のドイツ語版。
各プレイヤーは5枚の動物カードをもち、その中から2枚を裏にして自分の前に出す。スタートプレイヤーから自分の前にあるカードを1枚めくり、その動物のアクションを行う。アクションによって山札や他プレイヤーから木の実カードを取ったり、他のプレイヤーの横取りから守ったりする。同じ種類の木の実を5枚揃えた人の勝ち。