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ポルトガル年間ゲーム大賞2020に『バラージ』

ポルトガルのボードゲームサイト「シュピール・ポルトガル」は25日、2020年のポルトガル年間ゲーム大賞(Jogo do Ano)を発表した。5タイトルの最終候補から、審査委員会の投票によってイタリアの水力発電ボードゲーム『バラージ(Barrage)』が選ばれた。

ポルトガル年間ゲーム大賞は2006年からスタートし、14回目を迎える。サイトのメンバーが10タイトルの新作を挙げ、その中から最終候補を5タイトルに絞って投票にかけられる。コンポーネント、テーマ、システム、繰り返しプレイする価値、インタラクション、総合的な楽しさの6項目で審査され、ベストゲームが決まる仕組み。過去には『ブラス』『キーフラワー』『ネイションズ』『ラ・グランハ』『モンバサ』『グレートウェスタントレイル』『ルート』などのゲーマーズゲームが選ばれている。

『バラージ』はクラニオ・クリエーションズ(イタリア)が昨秋発売した水力発電ゲーム。国営企業のCEOとなり、ダムによる水力発電によってエネルギー開発を競うワーカープレイスメントゲームで、国際ゲーマーズ賞にも選ばれた。日本語版はテンデイズゲームズから発売済。ポルトガル年間ゲーム賞からは、恒例の授賞したゲームをあしらった美しいトロフィーを授与される。

ノミネートも遊びごたえのあるゲーマーズゲームばかり。その中で『マラカイボ』と『クリスタルパレス』がテンデイズゲームズから、『クーパー・アイランド』がアークライトから日本語版で発売されている。

【ポルトガル年間ゲーム大賞2020】
大賞:バラージ(Barrage / S.ルチアーニ&T.バティスタ / クラニオ・クリエーションズ)
ノミネート:マラカイボ、パイプライン、クーパー・アイランド、クリスタルパレス
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『モダンアート・カードゲーム』日本語版、12月10日発売

modernartcgJ.jpgアークライトゲームズは12月10日、『モダンアート・カードゲーム(Modern Art Card Game)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・M.マーティンスほか、2~5人用、14歳以上、30分、2800円(税別)。

傑作オークションゲームのカードゲーム版として2008年にイーグル・グリフォンゲームズ(アメリカ)で発売された作品。今回の日本語版はCMON社の2020年版に基づき、現代画家の作品を用いている(パッケージ絵はブラジルのM.マーティンス氏)。

『モダンアート』のオークションをなくし、市場と手札のコントロールと状況判断がメイン。5人の画家のカードを手札から自分のギャラリーに出し、全体で多く出ている画家ほど価値が高くなる仕組み。ほかのプレイヤーの動向を注視しつつ、手札と相談してどの作家を推していくか考えなければならない。

さらに出したカードの効果によって、もう1枚カードをプレイしたり、カードを引いたり、全員に一度に名画カードをプレイさせたりでき、効果的な場面で使えば一気に状況を変えることもできる。

いずれかの画家の作品が規定枚数出るとラウンド終了で得点計算。ぎりぎりのところでほかのプレイヤーを出し抜こう。

内容物:画家カード 5枚、絵画カード 95枚、価値トークン 12個、親マーカー 1個、鉛筆 1本、受賞トークン 5個、スコアシート 1冊、早見表カード 1枚、ルール説明書 1冊(カードサイズ:80×120mm)
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