日本ボードゲーム大賞2020:投票受付2月14日まで
NPOゆうもあは、19回目となる日本ボードゲーム大賞の投票を2月14日まで受け付けている。
対象は過去1年間に一般発売された新作で、制作者・販売者からのエントリーに基づいてリストが作成された。国産42タイトル、日本語版155タイトル、訳つき輸入版61タイトル、同人7タイトルの合計265タイトルがエントリーされている。
投票は5タイトルまでをリストの中から選ぶか、自由記述欄に記入する方式。1タイトルからの投票も可能だ。ネット投票は下記のリンクから行うことができる。登録したメールアドレスに届いたURLを24時間以内にクリックしないと無効になるので注意。
昨年の投票は27都道府県から127名が投票し、『ラマ』が1位に選ばれた。ゆうもあ内の選考委員によって入門向け・子ども向けの「ゆうもあ賞」は試遊が十分に行えないことから今年は実施を見送られている。
結果発表は3月上旬。今年日本の一番人気を決める投票、奮って投票しよう。今年どんなゲームが出たか、リストを見て1年を振り返ってみるのもいかが。
鈴木銀一郎氏逝去、『モンスターメーカー』のデザイナー
日本初のゲームデザイナーとして知られる鈴木銀一郎氏が本日、86歳で逝去したことを、ご子息で同じくゲームデザイナーのの鈴木一也氏が明らかにした。享年86歳。
1934年・東京上野出身。百科事典の編集者を経て1981年、ウォーゲームのデザイナー集団「レックカンパニー」を設立。エポック社と協力し「ワールドウォーゲームシリーズ」30タイトルをリリースする。1984年には有限会社翔企画を設立。1988年に大ヒット作『モンスターメーカー』を生み出し、カードゲームブームを巻き起こした。2012年に設立された翔エンタープライズでは最高顧問を務め、『ウルフレンド・クエスト』『シカゴ』『LONG SHOT競馬マフィア』『ユー・クライ・ウルフ 狼が来た!!』『セブンミッションズ』などの単独デザイン作品を精力的に発表してきた。
ゲームデザインだけでなく、『モンスターメーカー』から派生した『ドラゴンライダー』、任天堂のコンピュータゲームをノベライズした『ファイヤーエムブレム』シリーズなど著述でも活躍。将棋三段、囲碁五段の腕前を持つアナログゲーム一筋の人生を歩んだ。2013年に刊行された『ボードゲームワールド』では、一番好きなボードゲームはM.ウォレスの『オートモービル』と答えている。
告別式は1月9日12時半より東京・文京区の本法寺にて近親者のみで行われる。謹んでご冥福をお祈り致します。
式場はそれほど多くのキャパシティーを持っておりませんので、父と直接お知り合いの方は以外は、緊急事態宣言下なので、参列のお気持ちだけ頂ければと思います。
一周忌に宮野氏、九月姫先生が偲ぶ会を予定しておりますので、ぜひそちらにご参加くださればと思います。— 鈴木一也 a.k.a 大司教 (@baelzebub) January 7, 2021