ファッション業界の会社経営ゲーム『プレタポルテ』日本語版、5月27日発売
アークライトゲームズは5月27日、『プレタポルテ(Prêt-à-Porter)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・I.チェヴィチェクほか、イラスト・K.モリヤほか、2~4人用、10歳以上、90~120分、7920円(税込)。
オリジナルは2010年にポータルゲームズ(ポーランド)から発売され、和訳つき輸入版をテンデイズゲームズが取り扱っていた。今回の日本語版はアートワークを一新し、キックスターターを経て製品化された第3版(2019年)に基づく。初版は国際ゲーマーズ賞にノミネートされ(2012年)、第3版はオリジンズ賞にノミネートされている(2020年)。衣料品会社を経営し、ファッションショーを通して業界ナンバーワンになることを目指す。
ワーカープレイスメントで短期的な効果を得る契約、長期的な効果を得る施設、そしてバラエティ豊かな人材を集め、最先端のデザインを競って手に入れ、材料を仕入れる。2ラウンドごとにファッションショーが行われ、各プレイヤーが発表したコレクションが流行や品質などで評価される。評価されれば会社の名声が上がるとともに、コレクションを高値で販売できる。こうしてより多くのお金を稼ぎ、4回のファッションショーが終わったとき、所持金と名声の合計が最も高いプレイヤーが勝利する。
金融機関で借金をすることもでき、緻密な資金管理が求められる。流行をただ追い求めるだけではないゲーマーズゲームが、装いも新たに再登場だ。
内容物:ゲームボード 1枚、個人ボード 4枚、カード139枚(63×88㎜)〈内訳:デザインカード 50枚/契約カード 24枚/施設カード 24枚/人材カード 24枚/クレジットカード 10枚/ローンカード 3枚/早見表カード 4枚〉、ファッションショータイル 10枚、品質トークン 30枚、トレンドトークン 19枚、広報トークン 15枚、名声トークン 37枚、系統トークン 10枚、任意系統トークン 4枚、得意分野トークン 5枚、勝利点マーカー 4個、親トークン 1枚、手番順タイル 1枚、手番順トークン 4枚、貨幣トークン 76個、生地コマ(木製/全6色) 72個、アクションコマ(木製/全4色) 12個、維持マーカー(木製/全4色) 8個、ラウンドマーカー(木製) 1個、木製コマ用ステッカーシート 1枚、ルール説明書 1冊
(写真は英語版)
パリの広場でテラスのレストラン作り『ディナー・イン・パリ』日本語版、5月27日発売
アークライトゲームズは5月27日、『ディナー・イン・パリ(Dinner in Paris)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・ルトロル、イラスト・A.ボイヤ、2~4人用、10歳以上、40~60分、5800円(税別)。
『キャンディラボ』のファニーフォックス社(フランス)から2020年に発売された作品。パリの広場でテラス席のあるレストランを展開するストラゲジーゲーム。
レストランの開店はセットコレクション。肉、パン、チーズなどの資源を集め、セットができたらレストランを開店。ワインバーやグリル、ピザ屋などを自分のお店としてを広場の周辺に配置する。配置すると得点と収入が入るようになる。
自分のお店ができたら、今度はお店に接するスペースからテラスタイルを配置していく。配置すると収入が増えるほか、特定のエリアにテラスを設置したり、手持ちの目標カードを達成したりして勝利点にもなる。テラスを配置するエリアは全プレイヤー共通で、指定されたエリアでテラスの多い順に得点が入るエリアマジョリティーもある。
開店に必要な資源も、テラスを購入するお金も、レストランの種類によって異なり、利益が小さいながらもスピーディーに得点できる安価なレストランでいくか、利益は大きいけれど時間がかかる高級店に絞るか、戦術が問われる。
お店は立体のコマを用いており、広場の周辺に次々とレストランがオープンにつれて広場はどんどんにぎやかになる。素晴らしいアートデザインが織りなすお洒落な世界観が楽しめる。
内容物:ルールブック×1、メインボード×1、プレイヤーボード×4、資源カード×48、目標カード×24、ハトカード×24、競争カード×8、テラスタイル×248、レストランタイル×72、レストランユニット×18、屋根ユニット×60、スコアシート×1、ステッカーシート×1、キューブ×8