ゲストを並べて写真撮影『パーフェクト・モーメント』日本語版、拡張と共に4月2日発売
ケンビルは4月2日、『パーフェクト・モーメント(Der Perfekte Moment)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・A.ヌヴォー、イラスト・R.リボール&G.ポズゲイ&S.メディング&M.ヴルゾセク、2~4人用、10歳以上、45分、5600円(税別)。先行発売はウェブ予約(下記リンク)とゲームマーケット2021大阪にて。
パーティーに集まった14人のキャラクターのひそかな希望をできるだけ叶えるように、コマの配置をアレンジして写真を撮るゲーム。デザイナーはフランス人で、オリジナルはコラクスゲームズ(ドイツ)から2020年に発売された。ひそかな希望は封筒に入っており、プレイヤー同士で交換しながら情報収集していく。
14人のキャラクターのうち各プレイヤー3人ずつ(4人プレイの場合)、希望を知っている状態でスタート。各キャラクターには「テーブル際がいい」「男の人のとなりは嫌」「〇〇の顔が写らないように邪魔したい」など希望が3つずつあり、多く満たすほど得点(1つも満たせないと失点)になる。
各自ついたての手前にパーティー会場を模したテーブルを置き、最初に配られたキャラクターの希望を確認してキャラクターを配置する。一応の配置が終わったら、指示カードに従って他のプレイヤーと封筒を交換し(上級ルールではオークション)、キャラクターを追加・再配置していく。
規定ラウンド終了後に、各自スマホなどで写真撮影し、希望がかなっているかをチェックして総合得点を競う。
他のプレイヤーに渡した封筒はもう見られないため、記憶の要素もある。また写真撮影ではちょっとした角度で得点が変わることもあり、『フォトムズ』のような撮影テクニックも求められる。
新しいキャラクターを加える「銀幕のスター達拡張セット」、6人まで遊べるようになる「5~6人プレイ用拡張セット」、よりリアルに楽しめる「アクリルミニチュアセット(2人分)」も同時発売される。それぞれ2800円、2800円、1300円(税別)。
・ケンビル:パーフェクト・モーメント 日本語版
・同:銀幕のスター達拡張セット
・同:5~6人プレイ用拡張セット
・同:アクリルミニチュアセット
(写真はドイツ語版)
『テオティワカン:拡大の時代』日本語版、3月13日発売
テンデイズゲームズは3月13日、『テオティワカン:拡大の時代(Teotihuacan: Expansion Period)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.タッシーニ&D.トゥルツィ、イラスト・A.コペラ&P.ワチ&O.スタモグロウ、1~4人用、12歳以上、90~120分、5200円(税別)。プレイするためには基本セット『テオティワカン:シティオブゴッズ』が必要。
「ツォルキン三部作」の2タイトル目に位置づけられるゲーマーズゲーム『テオティワカン』の拡張セット第2弾(第1弾『後期先古典期』は2019年に発売)。第1弾と同様、いくつかの拡張ルールが入っており、モジュール式で組み合わせてプレイできる。
追加できるモジュールは、より強力な資源「黒曜石」、新たな選択肢をもたらすアクションボード「邸宅」、アクションボード間に追加される強力な要素「祭壇とシャーマン」、帝国が征服を行いさまざまな利益をもたらす「帝国の拡大」、より柔軟な動きが出来るようになる「テオティボット」など。それ以外にも発見タイルなど追加コンポーネントがあり、より深く遊べるようになっている。
オリジナル発売元のボード&ダイス社は、作者のひとりであるタッシーニ氏の人種差別発言を受けて制作打ち切りを発表しており、これが同社から発売されるタッシーニ氏の最後の作品になるかもしれない。