暗中模索の迷路脱出ゲーム『フォグサイト』4月8日発売
アークライトゲームズは4月8日、スイッチゲームズのレーベルで遺跡脱出ゲーム『フォグサイト』を発売する。ゲームデザイン・明地宙、イラスト・中村尽、2~4人用、10歳以上、30分、3500円(税別)。
霧が立ち込める古代文明の遺跡を舞台に、1人の「遺跡役」と残りの「探検家」に分かれて戦う1対多ゲーム。ゲームマーケット2019春にSoLunerGから発表され、ゲームマーケット大賞を受賞した。これをリメイクしてルールを整備し、ビジュアルも一新。内容物も大幅にグレードアップしてより遊びやすくなった。
遺跡役はついたての裏でタイルを用いて迷宮を構築し、探検家たちに攻撃を加えて脱出を妨害する。一方、探検家たちは周囲の見えない遺跡を探索しながら迷宮の明らかにしていく。地形をヒントにして仲間と合流し、仲間と合流することを目指す。タイルが尽きる前に脱出できれば探検家たちの勝利。失敗すれば遺跡役の勝利となる。
ゲームマーケット大賞では「ルールを聞いた瞬間に面白いと確信し、遊び始めるやいなや、その面白さに痺れました」(秋山真琴氏)「勝負の行方が最後の最後まで分からない興奮は、まるで冒険映画を見ているかのよう」(小野)などと高く評価された作品。遺跡役はプレイヤーを惑わす迷宮づくりの楽しさと、探検家への妨害が成功した時の爽快感を味わえる。また、探検家は仲間との協力プレイと緊迫感のある推理が楽しめる。
内容物:ついたて 1枚、制限時間ボード 1枚、トークン管理ボード 1枚、探検家シート 3枚、透明シート 3枚、遺跡シート 1枚、キャラクターカード 7枚、行動カード 6枚、迷宮マス(大)17枚、内壁マス 5枚、スタートマス(大)3枚、スタートマス(小)3枚、石室マス 1枚、迷宮マス(小)50枚、移動トークン 5枚、警戒不可タイル 3枚、探検家コマ(大)3個、探検家コマ(小)3個、衛兵コマ 2個、守護神コマ 1個、疲労ディスク 3個、遊び方説明書 1冊(※カードサイズ:88×63mm、63×44mm)
フランス年間ゲーム大賞2021に『ミクロマクロ:クライムシティ』
フランス年間ゲーム大賞選考委員会は26日、カンヌ国際ゲーム祭(オンライン)にて、アズドール・フランス年間ゲーム大賞(As d’Or Jeu de l’année)を発表した。アスドール(一般)部門に『ミクロマクロ:クライムシティ』、エキスパートゲーム部門に『ザ・クルー』、キッズゲーム部門に『ドラゴミノ』が選ばれた。
2009年から一般、キッズ、エキスパートの3部門に分かれており、先月発表されていた各4タイトルのノミネートの中から1タイトルずつ大賞が選ばれた。
大賞に選ばれた『ミクロマクロ:クライムシティ』はシュピールヴィーゼ出版(ドイツ)の絵探しゲーム。昨年秋のシュピール・デジタルにおけるスカウトアクションでも1位を獲得し、日本語版も12月に発売されている。大判のマップの中から、『ウォーリーをさがせ』の要領で犯行現場、被害者、犯人、動機などを探し出して事件を解決する協力ゲームだ。
エキスパートゲーム部門の『ザ・クルー』は昨年のボードゲーム賞を総なめにしたドイツの協力型トリックテイキングゲーム。日本語版の売れ行きも好調で、今春には第2弾が発売される。キッズゲーム部門の『ドラゴミノ』はドイツ年間ゲーム大賞受賞作『キングドミノ』のキッズ版で、タイルをつなげて同じ地形が隣接すると卵ガチャができる(国内未発売)。