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交渉で良品を手に入れよう!『ウリカイ』4月26日発売

バンソウは4月26日、フリーマーケットをテーマにした交渉ゲーム『ウリカイ』を発売する。ゲームデザイン・Enjoy Boardgame Club、イラスト・カトユリ、2~4人用、12歳以上、30分、3000円(税別)。公式ショップにて本日から予約受付中

オリジナルはEnjoy Boardgame Clubがゲームマーケット2019春で発表した作品。イラストをすべて描き下ろし、拡張モノカード10種を加えてリメイクした。品物をどんどん売買してEnjoyポイントを競う。

ゲームは7シーズンにわたって行われ、シーズンごとに少しずつルールが異なる。どのシーズンも収入を得た後、品物を購入してEnjoyポイントを得るという流れ。はじめは場札の新品しかなかったところが、次第にほかのプレイヤーから中古品として安く購入できるようになる。ほかのプレイヤーから購入するときは自由な交渉が可能で、セットで買うからと値切りをお願いしたり、自分の秘蔵のモノと交換を提案したりもできる。

シーズンによってはダイスを振って自分の持ち物を高く売ったり、ほかのプレイヤーの欲しい物を横取りしたりできる。時間はあるけれどお金は少ない「大学生」、逆に時間は少ないけれどお金はある「サラリーマン」など、プレイヤーによって異なる特性をいかしてEnjoyポイントを集めよう。

内容物:ヒトカード 4枚、初期モノカード 20枚、追加モノカード 20枚、シーズンカード 7枚、出品チップ 35枚、お金チップ 1000円札×31枚, 5000円札×15枚, 10000円札×23枚、Enjoyボード 1枚、 Enjoyカウンター 4個、サイコロ 1個、説明書

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ボムスカッド(Bomb Squad)

一か八かで言ってみるスリル

昇順に並んだコードを切断して爆弾を解体する協力ゲーム。50のミッションが用意され、シナリオが進むにつれて難易度が上がっていく。『ザ・クルー』のような仕掛けで一触即発の爆弾解体のスリルを味わえる。

1~12の数字がついたコードタイルと、今回のシナリオで使うタイルを混ぜて配り、各自自分のカード立てに昇順に並べる。自分のタイルについては他の人に見せることはもちろん、どこに何があるかなど話すことも示唆することもできない。ただし最初に1枚だけ、それが何番のタイルであるかヒントを出すことができる。同じ数字が偏っているところにヒントを出すなどの工夫によって、クリアしやすさも変わってくるだろう。

ゲームはババ抜きの要領で進められる。手番には、ほかのプレイヤーのタイルを1つ指定してその数字を当てる。当たっていれば自分の同じ数字のタイルとペアにして除去できるが、外れていればライフを失う。1つの数字につき4枚のタイルがあり、1回当たって1つのペアが除去されていれば、もう1つのペアは「自力解体」(自分のところに2枚あれば除去)することもできる。

全員のタイルを除去できれば全員の勝利、その前にライフがなくなれば全員の敗北。

最初はヒントをもとにして進めていく。できればヒントで数字がわかっているタイル以外を指定できればその後の展開が楽になるが、イチかバチかになることも少なくない。自分の手札情報と合わせて、できるだけ確率の高いほうを選びたいところだが、100%でないところで当てるのは、映画で爆弾のコードを切るシーンを彷彿とさせる。

2つの数字を言ってどちらかが当たっていればいい「ダブルカード」や、毎回ランダムに出てくる「アイテムカード」の使いどころもポイント。ミッションが進むにつれて、一発で敗北となる爆弾タイルやスタータイルが入ってくるので、うまく使って対処したいところだ。

ボムスカッド
ゲームデザイン・林尚志/グラフィックデザイン・ryo_nyamo
OKAZU Brand(ゲームマーケット2020秋)
2~5人用/10歳以上/30分