ARゲーム『カタン・ワールドエクスプローラーズ』サービス終了
ナイアンティック社のAR(拡張現実)ゲーム『カタン・ワールドエクスプローラーズ(Catan: World Explorers)』が今年11月18日をもってサービス終了することが、公式サイトで発表された。日本でのサービス提供がないままの終了となる。
『イングレス』や『ポケモンGO』などのARゲームで知られるナイアンティック社は、2020年7月にニュージーランドで『カタン・ワールドエクスプローラーズ』を試験公開。10月からはオーストラリア、デンマーク、シンガポール、スイスで早期アクセスを開始していた。
ゲームは現実世界を歩き回ってスマートフォンに映し出される資源を手に入れ、仲間と交換し、開拓地を建設して個人及び陣営の勝利点を競うというもの。世界を『カタン』のゲームボードにするゲームを作ることを目指し、毎月リセットされる計画だったが、多人数同時参加型オンライン(MMO)ゲームにするとき、ルールが複雑になって、オリジナルの『カタン』からかけ離れてしまっていたという。
すでにAppストアからは削除されており、アプリ内課金の残高は『ポケモンGO』でも使用できるようにする。
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きれいにまとめても勝てない
5枚のカードを組み合わせて短歌を作るゲーム。鍋ラボがゲームマーケット2019大阪で発表した『短歌カードゲーム ミソヒトサジ〈定食〉』のリメイクで、歌人がセレクトしたワードカードを使うとどんなに適当に作ってもそれらしくなる。
7文字3枚と5文字2枚の5枚のカードが配られ、手番には3枚まで場札と交換できる。気に入ったカードが場になければ場札を流すこともできるが、流すのは1手番につき1回、7文字か5文字のどちらかだけで、流したら新しく出てきたカードから必ず1枚取らなければならない。各プレイヤーが2回手番を行ったら、順番に発表して一番いいと思うものに投票し、投票最多のプレイヤーが勝者。
適当に作ってもそれらしくなるとはいえ、テーマをまとめるとか、オチを付けるとか欲が出てくるもの。全ての組み合わせを考えたりすると長考してしまいがちだが、1枚か2枚、核となるカードを決めて、それに合うカードを選んでいくとスムーズに選べるような気がした。カードの順番もあるので、最後の最後まで推敲に推敲を重ねていると、まるで本当に短歌を作っているような気がしてくる。ブランクカードも入っているが、テーマ拡張セットがほしい。
57577 ゴーシチゴーシチシチ
ゲームデザイン・なべとびすこ&天野慶
幻冬舎(2021年)
3~8人用/8歳以上/15分