その手は禁止!『セカンドベスト』12月3日一般発売
ピチカートデザイン/JELLY JELLY GAMESは12月3日、『セカンドベスト』を一般発売する。ゲームマーケット2021秋にて先行販売。ゲームデザイン・ダイキチ、アートワーク・斉藤穂、2人用、6歳以上、10分、4400円(税込)。
オリジナルはゲームマーケット2019春にサークル「Qlios」が発売した作品。シンプルな2人用アブストラクトゲームだが、お互いの最善手を封じられる「セカンドベストルール」により、ゲームは思わぬ方向に展開する。
環状になった8マスのいずれかに交互に自分のコマを置き(最大3段)、置くコマがなくなったら隣か対岸に移動する。4マス連続で一番上が自分のコマになるか、3段重なるか、相手がプレイできなくなったら勝利するが、相手の手番中にセカンドベスト宣言ができ、宣言されたら巻き戻してその手以外を選択しなければならない。
同人版からボードとコマが調和の取れた総木製になり、じっくり遊べる雰囲気と奥深さにマッチしている。
ダイスロンデルで資材集め『赤の大聖堂』日本語版、11月20日発売
すごろくやは11月20日、『赤の大聖堂(The Red Cathedral)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・I.センドレロ&S.サントス、イラスト・P.ソト&C.ロマン、1~4人用、10歳以上、30~120分、4400円(税込)。
スペインのゲームデザイナーコンビが制作し、デヴィル社(スペイン)から昨年秋に発売された作品。ドイツ語版が今秋コスモス社から発売され、シュピール’21のスカウトアクションで3位に選ばれた。モスクワの大聖堂を建築する一員として皇帝の評価を競うリソースマネージメントゲーム。
手番には自分の担当する区画を選ぶか、資材を市場で集めるか、資材を支払って建設するかのいずれか。資材集めは中央ボードでロンデル式になっており、ダイスを選んでその目だけ進め、移動先にあるダイスの目だけ資材を受け取る(ダイスはその都度振り直す)。
資材が揃ったら選んでおいた区画を完成させ、収入や得点が入る。区画にはエリアマジョリティの要素もあるので、資材の都合と合わせて考えなければならない。さらに完成した区画にドアや窓などの装飾を加えることもできる。
資源の所有上限に加え、建築現場へ一度に運び込める資源数の制限もあり、効率的に運用しなければならない。市場の動向やライバルの建築状況に臨機応変に対応する戦術と、先々を見据えた長期的な戦略の両方が計画性が求められる。
内容物:得点マーカー 4個、木材 20個、レンガ 20個、石材 20個、金 15個、緑の宝石 10個、紫の宝石 10個、市場ボード 1枚、個人ボード 4枚、資材タイル 8枚、工房タイル 28枚、装飾品 16枚、コイン(ルーブル) 40枚、カード 66枚、サイコロ 5個
『赤の大聖堂(The Red Cathedral)』(デヴィル+すごろくや, 2020-21)ダイスロンデルで資材を集めて塔を建設し最後はマジョリティ争い。ダイスに自分でボーナスを付けれるのが楽しい。ダイス選択は迷うが、建設は早いのでメリハリよくゲームが進む。3人で90分 pic.twitter.com/Trgcy0iOfZ
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) December 14, 2021