ゲーム内ゲームで謎解き『ザ・イニシアティブ』日本語版、11月下旬発売
ホビージャパンは11月下旬、協力型謎解きゲーム『ザ・イニシアティブ』日本語版を発売する。ゲームデザイン・C.コニエツカ、イラスト・D.アルディラほか、1~4人用、15歳以上、30~60分、7480円(税込)。
『トワイライト・インペリウム』『ルーンエイジ』『ディスカバー』などを手掛けてきたコニエツカ氏が2019年に立ち上げた制作会社「アンエクスペクテッド・ゲームズ」から今年発売された作品。付属のコミックを読み進めながら、ゲーム内ゲームをして物語の謎を解明するキャンペーン型のナラティブな協力ゲームだ。
コミックの中の物語は1994年、4人のティーンエイジャーがガレージセールで謎のボードゲームを見つけるところから始まる。彼らに代わって、そのボードゲーム『The KEY』をプレイする。
『The KEY』はスパイアクションものの協力ゲームで、スパイとなってアクションカードを駆使し、侵入した建物内で機密を収集する。収集した機密の中には「コード」が含まれており、ミッションコンソールに差し込まれたミッションカードの対応する「窓」を開けることができる。こうして明らかになった文字や数字の並びから、ミッションカードの「目的」を推察し、謎を解く。
謎を解いたら次の章に進み、新しいミッションに挑戦する。ゲームで明らかになる謎は、物語中の現実に起こる事件と符合し、次々と秘密が明らかになっていく。物語が終わった後にも解き明かされるべき秘密があり、39ものミッションが用意されている。
内容物:ゲームボード(両面印刷)1枚・ルールシート 1枚、コミックブック(全48ページ)1部、アクションカード 5枚、人物カード 4枚、ミッションカード 41枚、リソースカード 40枚、秘密カード 30枚、スタンド 8個、トークン 59個など
(写真は英語版)
デッキビルドで秘密基地作り『フォート』日本語版、11月27日発売
アークライトゲームズは11月27日、『フォート(Fort)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・G.ローディック、イラスト・K.フェリン、2~4人用、10歳以上、20~40分、4400円(税込)。ゲームマーケット2021秋にて先行販売。
子供時代に戻って、友だちと最高のヒミツ基地を作るデッキビルドゲーム。オリジナルはレダーゲームズから昨年発売された。同社の『ルート』と同じイラストレーターがアートワークを担当している。テーマはキッズだがキッズゲームではなく、ゴールデンギーク賞で3部門にノミネートされた。
プレイヤーは友だちを作るため、オモチャやピザをダシにして交友の輪を広げ、友だちの助けを借りて最高のヒミツ基地を作りあげる。友だちカード10枚の山札から5枚をもってスタート。最初にリーダーが手札から1枚をプレイしてそのアクションを行い、ほかのプレイヤーも同じスートであればフォローしてアクションできる。ピザとリソースを集めて、秘密基地レベルを上げると得点が上がるだけでなく特殊能力も増える。また、友だちカードのアクションをマネすることもできる。
それから新しい友だちカードを獲得してデッキに加えるが、他のプレイヤーが使わなかった友だちカード(裏庭で遊んでいる)を取ることもできる。このためカードがプレイヤー間を行き来するという目新しいデッキビルドになっている。奪われたくない友だちは、無理をしてもプレイした方がいいかもしれない。
ライバルを気にせず基地作りに専念するか、それともライバルの動向に目を光らせてノウハウを盗みつつ基地作りを進めるか。童心に帰って一番かっこいい秘密基地を作ろう。
内容物:プレイヤーボード 4枚、スコアボード 1枚、早見表 4枚、友だちカード(大) 68枚、おきてカード(小) 11枚、特典カード(小) 9枚、親カード(小) 1枚、マカロニ城カード(小) 1枚、オモチャトークン 30個、ピザトークン 30個、勝利点マーカー 4個、基地レベルマーカー 4個、ルール説明書 1冊(※カードサイズ 63×89mm(大)、44×67mm(小))
(写真は英語版)