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フェデュッティ賞に『リンク』

フランスのゲームデザイナー、B.フェデュッティ氏が毎年行っているマイベストゲームに、今年はコミュニケーションゲームの『リンク(Linq)』が選ばれた。
予めノミネートしていた16タイトルから、ファイナリストとして『キクラデス』『ハンザ・テウトニカ』『リンク』の3タイトルを選び、今年一番多く遊んだゲームとして『リンク』を大賞とした。フランスのゲーマーには新しいスタイルで、アメリカゲームでもドイツゲームでもないことを評価している。
今年は注目リストを公表しなかったが、その理由として、年々発売される新作がどんどん増え、フォローしにくくなっている状況を説明。しかし量が増えることで質が下がっていないのは、ビデオゲーム、TCG、コミック、TRPGの業界が行き詰まり、ボードゲームに才能が流れ込んできているからだと分析する。そこでほかのレジャーにはないボードゲームの社会性がクローズアップされ、『リンク』や『ディクシット』などコミュニケーションゲームが成功しているという。
ファイナリストとして挙げられた『キクラデス』は、フェデュッティ氏の友人のデザイナーによる作品ながら昨年マイベストゲームに選ばれた『スモールワールド』と同じ古典的な征服ゲームで、テンポがよいこと、展開が多様なこと、コンポーネントが豪華なことなどが評価されている。
『ハンザ・テウトニカ』については、ドイツゲームらしい重量戦略ゲームであり、飽きつつあるジャンルであるけれども、するべきことが多く、計算が必要で、脳が活性化されるゲームであるという。
ほかにノミネートされたタイトルについては下記のリンク参照。
Bruno Faidutti:Mon jeu de l’année 2010
ゲームストアバネスト:リンク

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8月1日、都内でワードバスケット大会

来月1日(日)、目黒区民センター(東京都目黒区)にて、ワードバスケット大会が開かれる。日本ゲーム協会(JAGA)、メビウスゲームズ、小林俊雄氏による共催で、参加費無料。
『ワードバスケット』は、場札の文字から始まり、手札の文字で終わる言葉を誰よりも早く思いついて手札を出し、先に手札をなくすことをめざす高速しりとりカードゲーム。昨年の秋にメビウスゲームズから再販され、初心者向けの定番としてすでに5000セット販売されるなど、人気を博している。
今回の大会は各テーブル4〜5人で予選を4回、決勝を1回行い優勝者を決める。各テーブルではチップを10枚置き、ゲームに勝ったら1枚獲得。10ゲームを行ってチップがなくなるか、制限時間(15分予定)がきたら1回戦終了となる。予選は毎回メンバーが変わり、チップの総数の多いプレイヤーが決勝に進出します。決勝は20枚のチップで戦い、もっとも獲得チップ数の多い人が優勝するというルール。優勝者、準優勝者および上位入賞者には賞状、カップのほか、メビウスゲームズより記念品が贈られる。
誰でも参加可能(小学生以下は保護者同伴)。申込みは、下記のホームページやJAGAの例会で受けるほか、大会当日も12:00より参加申込みを受け付ける。ただし定員100名に達し次第〆切。
『ワードバスケット』は過去にもゲームオリンピック(2003年)の競技種目となり、超高速の激しい戦いが繰り広げられた。共催者で作者の小林俊雄氏は「たまには仲間うち以外とも遊んでみたい」「他に人たちはどんな風に遊んでいるのかな」「やったことないけど遊んでみたい」など、さまざまな方の参加を期待する。将来的にはワードバスケット日本選手権も開催したいという。
ワードバスケット公式サイト:参加方法