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入手難ゲームの紹介

ボードゲームは絶版になるのが早い。また絶版でなくとも、未輸入だったり、輸入ゲームの場合どのショップも品切れで再入荷未定だったりすることも多い。年間500タイトルという新作が出るのだから仕方がないことだが、明らかに絶版で入手難のゲームを紹介するときは、少なくとも「オススメです」「遊んでほしい」というような推薦文句は書かないことにしている。
推薦文句を書かなくとも、入手難ゲームの紹介自体を快く思わない人もいるだろう。それだけなら読むほうの僻みとも取れるだろうが、さらに「オススメ!」なんて書いたら、その言葉を信じてほうぼう探し回り、結局見つからなくて落胆する人に申し訳ない。
歴史的に重要な作品が入手難になっていることは多いし、執筆時点では入手しやすくとも、すぐ後に入手難になることだってざらにある。それに長らく入手難だったゲームが突然か再版されることもあるだろう。だから紹介自体はかまわない。でも、少なくとも執筆時点で入手難であることが分かっているならば、お薦めまではしない。
それでも入手難ゲームがほしい方は、ネットオークション、ボードゲームギークのリスト、5月のゲームマーケット、エッセン国際ゲーム祭の中古屋さんなどで探してみるとよいだろう。
入手難易度の目安。当サイトでは◎か○ならオススメ可。△か×なら不可。
◎国内ショップで販売されている
○国内ショップで品切れだが、新作で人気があるため再入荷が見込まれる。あるいは発売準備中である
△国内ショップで品切れが続いているが、海外のショップではまだ販売されている
×海外ショップでも品切れで、再入荷しそうにない。メーカーのリストにない(絶版)。ただし有名な作品なのでオークションや中古市場ではよく見かける
××BGGマーケットなどでも滅多に入手できない激レアもの

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JKLMゲームズ清算

『フェニキア』『チューブに乗って』などで知られるイギリスのメーカー、JKLMゲームズが2月末に会社清算され、活動を終えることが分かった。鉄道ゲーム『1860』再版などの製品は、発売中・発売予定を含めてプライムゲームズ(Prime Games)に移され、引き続き予約も受け付ける。
JKLMゲームズはデザイナー兼社長のM.ウェルボーン氏が自作の『ドワーフ』(2000年)を製造販売するために設立したメーカー。無名のデザイナーのゲームを募集して売り出したり、前払い制度で出版したりと意欲的に取り組んできたが、事業拡大につれて出資者をウェブで募るなど、資金繰りに苦労したようだ。
JKLMホールディングによると、イギリスやヨーロッパへの販売部門は継続し、発売予定のゲームについてはデザイナーの了解を改めて取った上で新しいメーカーでの製造を計画しているという。
Boardgame News:JKLM Games Going into Liquidation
Spielbox-online:Goodbye, JKLM!
JKLMゲームズホームページ
play:game:ゲームリスト・JKLMゲームズ