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ミープルチョイス賞2009に『スモールワールド』

ボードゲームニュースによると、北米のボードゲーム愛好者団体「シュピールフリークス(Spielfrieks)」は6月15日、昨年の「ミープルチョイス賞(Meeples’ Choice Award)」を発表した。
シュピールフリークスは2000年にアメリカのボードゲーム愛好者が立ち上げたディスカッショングループで、1000名以上の会員がいる。1995年まで遡って人気投票によるベストゲームを発表し、さらに毎年新作の中からベストゲームを発表している。
昨年は『ドミニオン』がダントツ1位だったが、今年は上位が僅差で争っている。
【ミープルチョイス賞2009】
1位:スモールワールド(Small World)38票
2位:ハンザ・テウトニカ(Hansa Teutonica)36票
3位:エンデバー(Endeavor)33票
4位:ダンジョンロード(Dungeon Lords)30票
5位:ロール・スルー・ジ・エイジズ(Roll Through the Ages)27票
6位:スチーム(Steam)26票
7位:オートモービル(Automobile)23票
8位:ホームスティーダー(Homesteaders)19票
8位:トバゴ(Tobago)19票
10位:フィット(Fits)18票
Boardgame News:2009 Meeples Choice Award Results

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ショッピングパニック(Shopping Panic)

1階は化粧品売り場って、世界共通?
ショッピングパニック
制限時間内にデパートを回って買い物をするボードゲーム。ときどきぽっと出てくる限定商品を射止めつつ、お買い物リストに指示されたものを買い集める。
手番にはデパート内を移動してどこかの売り場に入り、そこで買い物をするのが基本。同じ階の移動、エスカレーターで上下1階までの移動は時間がかからないが、エレベーターでの移動は時間がかかる。買い物は売り場によって異なるが、時間がかかるものほど得点が高い(インテリアとかプレタポルテとか)。
このゲームにお金はない。消費するのは時間である。手番が終わったら、消費した時間だけコマを進める。そしてコマが一番進んでいない人が次の手番を行う。一世を風靡した『テーベの東』のシステムである。
買い物は単品でも得点になるが、あらかじめ配られているお買い物カードで指示されたものを揃えればボーナスがつく。お買い物カードは休憩室に入れば増やすことができ、うまく揃えられれば高得点になるだろう(品物が重複していればしめたものである)。一方、同じジャンルの買い物をコンプリートするともらえるお得意様限定品で得点を稼ぐ手もある。
全員が一定時間を超えるたびに館内放送のイベントがある。どこそこの売り場に限定品が登場したとか、エレベーターが混んで時間がかかっているとか。このイベントの直後に手番のプレイヤーは限定品を真っ先に取れるかもしれないので、そこまで計算して時間を使っておこう。デパートは賢く使わなければならない。
最後は買い物だけでなく、食事をしても得点になる。最上階のレストラン街で寿司屋に入れば高得点だが、25分以上残しておかなければならない。買い物にかまけて時間がないと地下のファーストフードでお茶を濁すことに。
1階からスタートなので、買い物をしながら屋上をめざした。でも同じ階に集まると、限定品を先に取られやすい。その点karokuさんはいち早く最上階に上り、館内放送があるたびに限定品をゲットして1位。高級婦人物を集めていた私は最後に寿司屋に入って逆転しようと思ったが、5分足りずレストランはカフェにグレードダウン。
時間は本当に少ない。その中で慌てて買い物をしている感じがよかった。近年は斜陽のデパート、こんな感じで賑わっていたらいいのに。
ショッピングパニック
Hammer/Hammer Works(2010年)
3〜5人用/30分