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ネット通販について

8月28日にサイコロランド、9月6日に猫のしっぽというボードゲームのネット通販ショップが相次いでオープンし、競争の激化が話題となった。現在ボードゲームのネット販売を行っているショップは全国に30店以上あり、そのうち店舗を持たない通販専門が10店ほどある。
これだけたくさんショップがある中でどのショップから買うか? まず第1に挙げられるのは品揃えの豊富さだろう。ほしいゲームが3タイトルあったとして、それが全部揃っているお店があればそこから買う。3つ揃っているお店がなければ1つは諦めて、2つはあるお店を探す。そのため、取り扱いタイトルが多ければ多いほど選ばれやすい。この点では、すごろくやプレイスペース広島が突出している。
ショップ独自のタイトルがあるのも大きなメリットだ。マイナーなメーカー・ジャンルの作品や、ショップのオリジナル製品など、他所では買えないというものがあれば選ばれやすい。未知のゲームを常に探し続け、輸入ルートを模索し、そして和訳の手配までしなければならない上に、マイナーゆえにヒットしないリスクも抱え込むことになる。しかし未知のゲームを遊びたいという愛好者は少なくない。この点ではゲームストアバネストテンデイズゲームズが強い。
そして注目タイトルの入荷スピードもものを言う。エッセンやニュルンベルクの新作にせよ、近年増えつつある日本語版にせよ、1日でも早く遊びたいと思っている愛好者は多い。そのため他店より早く販売すればするほど有利なのは間違いない。せっかく日本語版が出ても、すでにみんな外国語版をもっていたのでは、爆発的な売上を期待することはできないのである。
この3つはいずれも品揃えに関する事柄である。第2には価格と送料。同じものなら安く手に入るほどよい。あみあみといず広場アマゾンでは、ホビージャパン系のものが格安で売られていることがある。またジョイゲームズのように、全商品を少しずつ割引販売したり、時期限定の割引セールを行ったりすることでも注目される。ほかのショップでは、送料無料ラインも気になるところだ。支払い方法も多様であることが望ましい(特にクレジットカード決済)。
第3にサイトの構成。豊富な写真や図と、ゲームの面白さが伝わる紹介文は、買うかどうか迷っているときに後押ししてくれる。あと切に要望したいのは在庫ありだけソートする機能。ほしいと思ってクリックしたら在庫切れだったり、在庫切ればかりが並んで探すのに時間がかかったりするのでは購買意欲が減退する。技術的に難しいのだろうか、在庫ありだけを表示できるところはアークライトくらいしかない。
第4に注文後の対応。これが次回も買いたいかどうかにつながる。対応の早さ、発送の連絡、梱包、欠品やエラッタの対応、ポイント制度、おまけなど。
私はそのような優先順位で購入するショップを選んでいるが、読者のみなさんはどんな基準で選んでいるだろうか?

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アンケート:プレイ時間

Q.39:どれくらいのプレイ時間のゲームを好みますか?(2010年9月)

A.30分以下 21票(12%)
B.60分ぐらい 113票(64%)
C.120分超 43票(24%)

ドイツゲームのプレイ時間はだいたい45〜75分という設定になっています。しかしドイツゲーム賞の入賞作のプレイ時間を平均すると年々長くなってきており、フリークがどんどん長時間ゲームに慣れ、また求めてもいることが見て取れます。実際、60分以内でゲームが終わると物足りなさを感じる読者もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回のアンケートは、短時間と長時間を極端にして聞いてみましたが、それでも長時間ゲーム派が4人に1人と結構な割合に上ることが分かりました。一方、初心者の限界時間とも言われる30分より短いゲームを好む方は、1割に留まっています。
それでも6割という方が60分ぐらいという長さを好んでおり、ドイツゲームの落しどころとなっているようです。今年のドイツゲーム賞でこのラインは『フレスコ』と『トバゴ』だけです(『フレスコ』が45〜60分というのは実際無理かと思いますが)。要素を揃えた上で60分まで縮めるのは難しいようですね。
10月は当サイトで読者の皆さんがどんな記事を読みたいかお聞きします。9月は頑張って毎日更新したこともあり、月間3万5千PVを達成しました。その中で、いつも訪問してくださっている方が、何を求めていらっしゃるのか、知りたいと思います。現在の当サイトでメインとなっている国内外のニュース、新作・旧作のレビュー、そしてエッセイの3択のうち、最も読みたいものを回答願います。