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茨城牛久にボードゲームカフェ「Shamrock」3月21日オープン

茨城・牛久に3月21日、ボードゲームカフェ「Shamrock(シャムロック)」がオープンした。JR牛久駅徒歩15分またはバス「大岡山」徒歩3分、12:00~22:00、月火水曜休。
料金は1時間500円で、1日最大2500円。飲食はホットサンドやケーキなどの軽食、紅茶や挽きたてコーヒー、アルコールを用意する。
ゲームソフトウェア開発・デザイン会社ARIDESIGN(アリデザイン)の新事業として社屋の一角に開店。店名は三つ葉のクローバーの意味で、幸せの四つ葉のクローバーができるよう、対人コミュニケーションの楽しさやボードゲームの奥深い世界観や思考する心地よさを通して、4枚目の葉を加えたいという思いがあるという。
北欧建築風の深緑の壁にこげ茶の大きな窓枠が特徴の建物に、4席6卓とソファー6席で30席があり、現在はおよそ160種類以上のボードゲームが遊べる。どのようなゲームがあるかは、ウェブサイトで時間別に分類されてリストアップされている。
飲食はソフトドリンクやクリームソーダ、オリジナルブレンドの紅茶やコーヒー、アルコールなど。お食事はホットサンドを軸に提供する。カフェのみの利用も可。
今後はボードゲームの自社開発の傍ら、カフェを通じて国内ボードゲームデザイナーの作品も積極的に取り上げていきたいという。
近隣では2月にボードゲームバー「でれすけ」がオープンしている。2店舗共に最寄りはJR牛久駅で、3kmも離れていない。
shamrock
茨城県牛久市栄町5-4-3/TEL:080-9039-8406
[Web link] [Twitter link]
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『サイズ-大鎌戦役-』の作者が考えるボードゲーム人気10の理由

『サイズ-大鎌戦役-』のデザイナーであるジェミー・ステグマイアー氏が、同氏が経営するストーンマイアーゲームズのウェブサイトにて、ボードゲームが今、どうして人気になっているかを考察している。「業界にいるなら、ここ2,3年で聞かれたことがあるだろう」この質問に対し、ステグマイアー氏は答えは1つではないという。読者とシェアして、アップデートしたいということで挙げられたのは次の10の理由である。アメリカの状況ではあるが、日本で当てはまるものも少なくない。
1.『マジック:ザ・ギャザリング』
ここ30年、世界的に大流行しているトレーディングカードゲームが、ボードゲームにプラスの影響を与えた。
2.次世代の相乗効果
30年前に200万人いたゲーマーの多くが、自分の子供と遊ぶようになり、その子供たちがゲーマーになり、さらにその子供たちへというように続いている。
3.キラータイトル
数百万セットを売り上げた『カタン』と『チケットトゥイライド』。これらを遊ぶボードゲーム会に誘われて楽しい時間を過ごす人がねずみ算式に増えていった。そのほとんどの人は『カタン』だけでなく、その他のモダンボードゲームも探し始めた。
4.キックスターター
キックスターターと中国生産によってゲームを出版する障壁が大きく下がり、たくさんのボードゲームが作られるようになって、新しい愛好者を呼び込んだ。
5.ゲーム文化の一般化
スマホゲーム、ビデオゲーム、ボードゲームを問わず、ゲームを遊ぶ人が圧倒的に増えており、デジタルゲームがボードゲームの入り口になっている。
6.ソーシャルメディア
ゲームなど趣味について関心をシェアしやすくなった。
7.脱スクリーン
デジタルゲームやソーシャルメディアも含めて、モニター画面の前にいる時間が長くなり、ボードゲームはそこからの避難場所になっている。
8.ボードゲームショップやカフェ
お店を中心にしてボードゲーム愛好者のコミュニティが作られ、成長し、維持されている。
9.インドア生活
アマゾンやネットフリックスで外出する必要がなくなり、自宅でほかの人とできる活動が求められた。
10.オタク文化のクロスオーバー
さまざまなジャンルにまたがるマニアが、Youtubeなどを通してほかのジャンルからの橋渡しをしている。
最後にステグマイアー氏は「これらは私見」として、下記リンクのコメント欄でみんなの意見を募っている。2016年に当サイトで考察した10の理由はこちら
Stonemaier Games:Top 10 Reasons for the Rise in Popularity of Tabletop Games