ボードゲーム愛好者サーベイ:当選者発表
当サイトでは、カウンターの1000万ヒットを記念して、2019年2月16日より28日まで、読者アンケート「ボードゲーム愛好者サーベイ」を実施し、890人もの方々にご回答を頂きました。おかげさまで日本のボードゲームシーンの現在をはかる上で貴重なデータが得られたと思います。
・ボードゲーム愛好者サーベイ(1)基本情報
・ボードゲーム愛好者サーベイ(2)プレイ環境
・ボードゲーム愛好者サーベイ(3)購入と所有
・ボードゲーム愛好者サーベイ(4)嗜好
予告どおり、ご回答頂いた方の中から抽選で、ボードゲームをプレゼント致しました。回答順に1~890番の番号を付け、その中からおもちゃ屋Kimi の船山店長さんが3つの数字を挙げ、該当した方に連絡して、おもちゃ屋Kimiの通販カタログ の中から3000円以内で1つ、ボードゲームを選んで頂きました。
当選された方と、ご希望の賞品は以下の通りです。おめでとうございます。なお賞品は発送済みです。
千葉県・iSmart様(『タギロン』)
長野県・チエコ様(『タギロン』)
千葉県・メガネ様(『クク21』)
当サイトでは今後も読者参加企画を随時行ってまいりたいと思います。企画アイデアがありましたらコメントやツイートでお知らせ下さい。ご回答ありがとうございました。
遥かなる喜望峰 -航海の時代-(Cape of Good Hope)
レア資源を求めて
七つの海を股にかける商人となり、港をめぐりながら収入と投資を繰り返し、勝利点を競うゲーム。ゲームマーケット2015大阪でA.I.Lab.遊から発売された作品が2018年、スイッチゲームズのレーベルでリメイクされた。A.I.Lab.遊は昨年秋に『狩猟の時代』を発表し、ボードゲームセレクション2019大賞など高い評価を得ている。使うカードボードの組み合わせによって戦略と展開が大きく変わり、リプレイアビリティの高い作品だ。
中央に母港、周辺に円形に世界中の港を並べてスタート。手番には自分の船を移動し、行き先の港で収入を得て、指定の組み合わせが出来たら投資していく。
船の移動は、母港から空いている港に行き、あとは時計回りか反時計回りにほかの港を訪れる。遠くの港まで行く場合や、ほかのプレイヤーの船がいる港に行った場合、お金を支払わなければならない。人気の港がなかなか空かないと、一つ手前の港で待機したり、いったん母港に戻って出直したりしなければならなくなる。ほかのプレイヤーの動向も踏まえた効率の良い移動が勝利の鍵となる。
収入は港によって異なり、お金だったり、資源(果物・香辛料・黄金)だったり、勝利点だったりとさまざま。港の組み合わせによって資源の希少度が変わるため、必要な資源を見据えてどの港に優先的に行くかを考えておかなければならない。投資はセットコレクションで、必要な資源やお金を支払い、自分のディスクをその港に置いて次回から収入が増える。ここに育てる楽しさがある。
自分のディスクを全て置ききったら、スタートプレイヤーの手前の人までプレイしてゲーム終了。最後に、港別にディスク数で1位と2位を取ると勝利点が入る。1点が大きいゲームで、同数だと得点が下がるので、1枚のディスクでも順位が変わりかねない。
5人プレイで30~45分。港の組み合わせによってプレイ時間も多少変わるようだ。果物がたくさんとれる生産港があると、投資も盛んに行われるが、少ないと母港に戻って調達してこなければならなくなって手間がかかるというような多様な変化が面白い。早いもの勝ちで達成する「契約」と、ゲーム終了時にさまざまな順位を競う「契約」を入れることでさらに熱い展開が楽しめる。
遥かなる喜望峰 -航海の時代-
ゲームデザイン・A.I.Lab.遊/イラスト・赤瀬よぐ
スイッチゲームズ(2018年)
2~5人用/10歳以上/プレイ人数×10分