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クニツィアのW陣取りゲーム『ブルーラグーン』日本語版、5月9日発売

bluelagoonJ.jpgアークライトは5月9日、『ブルーラグーン(Blue Lagoon)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、イラスト・T.ラレク、2~4人用、8歳以上、30~45分、3800円(税別)。
オリジナルはブルーオレンジゲームズ(フランス)から2018年のジェンコンで発表された。ポリネシアの部族たちが、新しく発見された美しきブルーラグーンの島々を開拓する陣取りとセットコレクションのゲーム。
ゲームは探索フェイズと開拓フェイズに分かれ、それぞれの最後に得点計算を行う。六角形のマスで区切られたゲームボードには8つの島があり、プレイヤーは順番に部族コマを置いて各島に散らばった資源を集める。探索フェイズでは海ならどこにでも置くことができ、あるいはすでに自分の部族コマを置いたところからつなげて部族コマを配置する。
フェイズの最後に各島のマジョリティー、いくつの島をつなげられたか、資源のセットをどれくらい集められたかといった得点計算を行った後、部族コマを全て除去して開拓フェイズへ。開拓フェイズでも再び部族コマを配置していくが、今度は探索フェイズ中に作った村から村から部族コマを配置していく。
ヘックスマスでのエリアマジョリティーは『砂漠を越えて』『サムライ』などのクニツィアの得意とするジャンルで、村だけ残すのは『アメンラー』を彷彿とさせる。開拓フェイズでの位置取りを考えて、探索フェイズで布石を打っていくところに戦略性があり、それでいて複雑な手続きがなくシンプルに楽しめる作品だ。
内容物:ゲーム盤1枚、村コマ20個、袋1つ、資源コマ24個(ココナッツ、オヘ、飲み水、ペリドット各6個)、ティキ像コマ8個、部族コマ120個、得点シートの束1束、ルール説明書1冊
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日本のボードゲームシーンを伝える動画「ヒデンゲン」(2)

日本を題材とした映像をYoutubeで配信しているアルシペルは22日、日本のボードゲームシーンをテーマとしたシリーズ「ヒデンゲン」のエピソード2を開始した。グラフィック&ゲームデザイナーのYACOYON氏が案内人となって、日本のアナログゲーム業界の人物を紹介していく。日英対応で、随所に都内の美しい風景が挿入され、海外にもアピールする内容となっている。
第2回はボードゲームメーカー。テンデイズゲームズの田中誠氏、オインクゲームズの佐々木隼氏、アークライトゲームズの福本皇祐氏がそれぞれの立場でボードゲーム製作の近年の変化やゲームマーケットなどについてインタビューに答えている。
日本のボードゲーム市場を「60億とか70億(円)あるか」と推測する福本氏は海外展開に言及する一方、佐々木氏はブームが下火になったとしてもファンを念頭に「やり方を変えずに淡々と作っていく」と話し、田中氏は海外で話題になっている作品を紹介して、「日本は、ボードゲームを遊ぶっていうことでいえばすごく恵まれているなって思ってほしい」というように、方向性は三者三様ながら輝いた目の中に、今後の日本のボードゲームシーンへの期待も膨らむ。