『ライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集』5月31日発売
スモール出版は5月31日、『ライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集』を発売する。著・R.クニツィア、訳・竹田原裕介、モノクロ232ページ、2100円(税別)。
オリジナルはハインリッヒ・フーゲンドゥーベル社から1990年に発売された”Neue Taktikspiele mit Würfeln und Karten(ダイスとカードを使った新しい戦術ゲーム集)”。『モダンアート』『チグリス・ユーフラテス』『ラー』『ロストシティ』『ブルームーン』『ヘックメック』『ロイヤルターフ』など多数の傑作を制作してきたライナー・クニツィアが、初めて上梓した書籍である。
トランプとダイスだけでプレイできる15種類のオリジナルゲームとバリアント30種以上を紹介。ルールの説明やバリアントルールに加えて、ゲームの戦略に関する理論も解説。エキサイティングで本格的なゲームが楽しめるのはもちろん、ゲームデザインのヒントにもなりそうだ。
翻訳者の竹田原氏は『シド・サクソンのゲーム大全』(ニューゲームズオーダー)も手がけている。スモール出版からクニツィアの書籍が翻訳出版されるのは『ダイスゲーム百科』に続き2冊目。
安全性と高さの両立『メン・アット・ワーク』日本語版、6月中旬発売
ホビージャパンは6月中旬、建設現場のバランスゲーム『メン・アット・ワーク(Men At Work)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.モドル、イラスト・C.クリアムス、2~5人用、8歳以上、30~45分、7000円(税別)。
プランBゲームズ(カナダ)がプレッツェルゲームズのレーベルで今春発売した作品。建設会社の現場作業員として、建設現場で労働者を使った新しいビルを建設する。このレーベルではこれまで『ジャンクアート』と『フリッケム・アップ』が制作されており、いずれも日本語版が発売されている。
手番には、カードで指定された鉄骨や労働者や資材を、カードの指示通りに建設現場に配置しなければならない。何かを落下させると事故となり、「安全証明書」を失う。ゲームの途中で「現場監督」が登場すると、最も高い位置に資材や労働者を配置したプレイヤーに「月間最優秀労働者証」が贈られ、この数で勝敗を競う。
また、事故が続出して「安全証明書」をもっているプレイヤーが1人だけになった場合、そのプレイヤーが勝者となる。安全と高さを両立させるには、手先の器用さだけでなく、建築資材の重心を見据えたバランス取りも重要。カラフルな建築資材やヘルメットをかぶった労働者コマの見た目も楽しい作品だ。
内容物:労働者コマ16個(ヘルメット16個)、指示カード36枚、現場監督リタカード1枚、鉄骨28本、土台8つ、月間最優秀労働者証13枚、安全証明書15枚、レスキューフック(目盛付)、角材12本とレンガ12個、支柱付のクレーン1基、ルールブック