トゥキ(Tuki)
縦型ウボンゴ
『ウボンゴ』のデザイナーによる積み木パズルゲーム。補助ブロック(白)を使って、イラスト通りに色のついたブロックを積み上げる。
お題カードをめくり、ダイスを振ってカードの方向と、土台の有無を決めたら一斉にスタート。土台がある場合は補助ブロックの上に、ない場合はテーブル上に直接、お題通りに積み木を積み上げる。最後にできあがるか、お題カード通りでなかったプレイヤーがカードを受け取り、一定数取ったらゲーム終了。カードの一番少ない人が勝つ。説明は非常に簡単で、何をするゲームなのかすぐに分かるのがよい。
『ウボンゴ』のパズル要素に代わってバランス要素がある。補助ブロックをどのように置けば安定できるか、重力のかかり方に関する見立てと、素早く組み立てる指先の器用さ、そして焦らないでできる冷静さが問われる。完成するまでの時間は『ウボンゴ』よりも短く、その分だけ得意不得意の差も出やすい(負けがこむと焦ってもっとできなくなる)。
得意不得意の差は、習熟度でカバーできそうだ。実際、1ゲームが終わると、もっとうまくなりたいという思いが強くなる。素早くできあがったときの達成感は、『ウボンゴ』に勝るとも劣らない。
トゥキ(Tuki)
ゲームデザイン・G.レヒトマン、イラスト・C.クイリアムズ
ネクストムーブゲームズ(2019年)
2~4人用、8歳以上、30~45分
和と差で積み上げる『どんぐりやま』12月12日一般発売
テンデイズゲームズは12日、協力カードゲーム『どんぐりやま』を一般発売した。ゲームデザイン・居椿善久(サイ企画)、アートワーク・みなまるこ、2~6人、6歳以上、15分、1500円(税別)。
オリジナルはゲームマーケット2019大阪で「もんじろう(サイ企画)」から発表された作品。サイ企画の作品をテンデイズが製品化するのは『テンガロン』『みんなのイーブン』に続いて3タイトル目となる。
『ペンギンパーティー』のようにカードを下の段からピラミッド状に並べていく。カードを置くには、下の段の2枚のカードの数字の足し算か引き算したものでなければならない。
協力ゲームで、みんなでできるだけたくさんのカードを置くことを目指すが、手札の数字を言ってはならない。完全クリアはなるか、皆で挑戦しよう。
・テンデイズゲームズ:どんぐりやま