ドイツ年間キッズゲーム大賞『バイキングの谷』日本語版、本日発売
すごろくやは本日、玉転がしアクションゲーム『バイキングの谷(Tal der Wikinger)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・W.フォー&M.フォー、イラスト・M.マインツホルト、2~4人用、6歳以上、15~20分、3600円(税別)。
フランス人デザイナーが制作し、ハバ社(ドイツ)から今年発売された作品。今年のドイツ年間キッズゲーム大賞に輝いた。ボウリングの要領で大玉を転がして、ボード上の樽を倒し、倒した色のバイキングチップを進めて、より多く金貨がもらうことを目指す。
4つの樽をセットして、自分のところから大玉を板で弾いて転がす。バイキングチップは桟橋にあり、倒した色のものを進めて、いずれかが桟橋を超えたら決算。各バイキングは、その時点で止まっているマスに応じて金貨をもらったり、ほかプレイヤーから奪ったりする。桟橋を超えて落ちたバイキングは何ももらえない。
バイキングは前にいるバイキングを飛び越して進み、どの色の樽を倒して、どの色を倒さないかが考えどころ。しかしあれこれ考えても大玉は思うようには行かず、成功しても失敗しても盛り上がる。
桟橋の並びはゲーム毎に変えられ、毎回異なる位置取りで楽しめる。子どもはややじっくりと、大人は手軽に楽しめる、幅広い年齢層に合わせられる作品だ。
すごろくや:バイキングの谷
オランダゲーム賞2019に『Welcome to…』『レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー』
オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)の審査委員会は9日、ユトレヒトで行われているボードゲームイベント「スペレン・スペクタクル」にて今年の大賞作品を発表した。5月に発表されていたノミネート作品2部門各3タイトルから、ファミリー部門は『Welcome to…』、エキスパート部門は『レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー』が選ばれた。
ボードゲームショップ店長、ボードゲームジャーナリスト、ボードゲーム関連団体のメンバーなど10名によって選ばれる賞。かつては大賞1タイトルのみを選んでいたが、2014年から2部門に分けて大賞を発表している。昨年のファミリー部門は『アズール』、エキスパート部門は『ガイアプロジェクト』が選ばれている。対象は過去1年間にオランダでリリースされた新作であるため、オランダ国外で発売されたものは1年遅れでの受賞になることが多い。
『Welcome to…』はフランスのロールアンドライトゲームで日本語版も発売されている。めくられたカードに沿って、全員同時に各自のシートに書き込み、住みよい団地を作る。『レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー』はニュージーランドの戦略ゲームで、バンキングたちが装備を整えて砦を攻略する。
【オランダゲーム賞(Nederlandse Spellenprijs)2019 受賞作品】
ファミリー部門賞:Welcome to…(Welcome to…)
ノミネート:ガンシュンクレバー(Ganz schön clever)、クアックザルバー(Die Quacksalber von Quedlinburg)
エキスパート部門賞:レイダーズ・オブ・ザ・ノースシー(Raiders of the North Sea)
ノミネート:ジェンテス(Gentes)、ウィングスパン(Wingspan)
・Nederlandse Spellenprijs