日本ボードゲーム大賞2019に『ラマ』ダブル受賞
NPO法人世界のボードゲームを広める会「ゆうもあ」は8日、日本ボードゲーム大賞2019を発表した。選考部門(ゆうもあ賞)、投票部門ともに『ラマ』が大賞に選ばれた。
今年で18回目を迎える日本ボードゲーム大賞。昨年1年間に日本国内で新発売された国産・日本語版・輸入・同人ゲーム336タイトルの中から大賞を選んだ。
投票部門は昨年12月から今年2月まで、約2ヶ月にわたってネットなどで行われ、27都道府県から127名(昨年比-97名)が参加した。各自ベスト5まで記入できる方式で、1位5点、2位4点、3位3点・・・として集計した結果、『ラマ』が1位となった。昨年の『テラフォーミンズ・マーズ』から一転、ドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたライトなカードゲームが選ばれた。メビウスゲームズから日本語版が発売されている。
2位以下の順位は下記の通り。国産ゲームでは5位に『ボブジテン』、9位に『なつめも』が入賞している。
選考部門(ゆうもあ賞)は、ゲームをあまり遊ばない家族向けにゆうもあがお薦めする作品。こちらも大賞は『ラマ』が選ばれた。日本ボードゲーム大賞でダブル受賞したのは、2017年の『キングドミノ』以来2年ぶり2回目となる。
【日本ボードゲーム大賞2019】
選考部門
ゆうもあ賞:ラマ(L.A.M.A)
ノミネート:空手トマト(Karate Tomate)
ノミネート:スライドクエスト(Slide Quest)
投票部門
大賞:ラマ(L.A.M.A)141点 (得票率:34.65%)
2位:レスアルカナ(Res Arcana)59点 (得票率:14.50%)
3位:クランク!(Clank!)54点 (得票率:13.27%)
4位:ゲスクラブ(Guess Club)46点
5位:ボブジテン 45点
6位:ニュートン(Newton)43点
7位:おろかな牛(Blode Kuh)40点
8位:適当なカンケイ(Qui Paire Gagne)38点
9位:なつめも 35点
10位:ザ・マインド(The Mind)33点
・NPOゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2019 ゆうもあ賞 決定
・NPOゆうもあ:日本ボードゲーム大賞2019 投票部門 発表!
自由落下で星集め『グラビティスーパースター』日本語版、3月19日発売
クレーブラットは3月19日、『グラビティスーパースター(Gravity Superstar)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.アレン、イラスト・ギョーム、2~6人用、7歳以上、25分、4200円(税別)。
オリジナルは、『マジックメイズ』のシットダウン社(ベルギー)が2018年に発売した作品。重力がころころ移り変わる不思議な惑星で、重力の方向をうまく変化させて星のかけらを集める。
5枚の手札から1枚を選んでプレイし、移動や回転といったアクションを行い、重力の方向に従って壁にぶつかるまで落下する。その間に通過した星のかけらをゲット。またリプレイディスクを取れば、ここぞというときに連続手番ができ、ほかのプレイヤーにぶつかれば、星のかけらを奪ってスタート地点に戻せる。手札はアクション回復システムを採用しており、1手番休んで再び使えるようになる。
コンポーネントの可愛さとは裏腹に、手札の構成も全員同じであるため先読みが可能で、ボードの並べ方は毎回変えることができ、少人数なら運の要素のない戦略ゲームに、多人数ならワイワイ楽しめるパーティーゲームになる。子供から大人まで幅広い楽しみ方ができる作品だ。
内容物:アクションカード 30枚、プレイヤーカード 6枚、スタートプレイヤーカード 1枚、プレイヤーコマ 6個、出現マーカー 1本、両面の惑星タイル 6枚、星のかけら 78個、袋 1個、リプレイディスク 18枚