カルカソンヌ:ソロバリアント(Carcassonne: Solo-Variante)
(チームチャレンジとしてもプレイ可能)
ゲームの用具と準備
- このソロバリアントは『カルカソンヌ』基本セットだけでプレイできる。追加の用具は必要なく、印刷なども必要ない。
- 3色のミープルを各4個ずつ取る。各色で時計回りに手番を行う。手番順が分からなくならないよう、盤面を次のように準備する。 1色のミープルを右に、1色は真ん中に、1色は左に置く。タイルを裏にして混ぜ、各色のミープルについて3分の1ずつ(正確には24枚、24枚、23枚)に分けて重ねておく。
- オプション:(プレイしない色の)ミープル1個(修道院長)を最初に手番を行う色のところに置く。手番が終わるたび、このミープルを時計回りに移動させ、どの色の手番か分かるようにする。得点計算が長引き、複数の色で得点計算が起こることもあるので、こうすると分かりやすい。
- 次に得点マーカー用に各色のミープルを1個ずつ取る。最初に手番を行う色のミープルは得点ボードの「1」のマスに、次に手番を行う色のミープルは「2」、最後に手番を行う色のミープルは「3」のマスに置く。
ゲームの進行と目的
順番に各色をプレイしてできるだけ高得点を目指す。各色で以下に示すように手番を行い、ゲーム終了まで続ける。ただし成績になるのは、得点ボードで最も後ろにある色の得点である。したがって全色でできるだけ均等に得点を取れるようにしなければならない。
1.タイルの配置
手番の色のタイルの山から一番上の1枚を引き、いつものルールに従って配置する。
2.ミープルの配置
タイルを置いた後、手番の色のミープルを1個置く。通常のルールとは異なり、ルール上可能な場合は、必ずミープルを置かなければならない。
したがってタイル上に置ける場所があれば、そこにミープルを置かなければならない。
置ける場所が複数ある場合、そのうちどこに置くかは選べる。
ただし、ミープルを農夫として(草原に)置くことはできない。
例:緑の手番、タイルを配置して、上の街、左の道、下の道のいずれかにミープルを置かなければならない。右の道はすでに占拠されている。
緑の手番、タイルを配置して、右の道はすでに赤で占拠されているので、このターンはミープルを置かなくてよい。
注意:タイル上に置ける場所があって、ミープルを置かなければならないのに、その色のミープルがストックにもうない場合、ゲーム終了となる(「ゲーム終了と最終得点計算」を参照)。
3.得点計算
タイルを配置してエリアを完成させると得点が入る。
- 完成したエリアにあるミープルが1色だけならば、その色が(得点計算前に)最低点である場合のみ、得点できる。
- 完成したエリアで2色以上が最多数を取っていれば、そのうち少なくとも1色が(得点計算前に)最低点である場合のみ、その色全てが得点できる。
最低点の色が複数ある場合:(得点計算前に)該当する色と他の色が同じ最低点である場合、あるいは全色が同じ点数である場合も、上記のルールは有効である。
例:緑の手番で赤の道を閉じた(緑のミープルは修道院に配置)。赤は現時点で最低点なので、道で赤の得点マーカーを3マス進める。
緑と赤の街を閉じた。赤が現時点で最低点なので、緑と赤の得点マーカーを8マスずつ進める。
1手番で複数のエリアを完成させた場合は、(上記のルールに沿って)各エリアを1つずつ続けて得点計算する。その際、得点計算の順序は自分で決めてよい。
例:このタイルで3つのエリアが完成した。黄色の道(3点)、緑の街(4点)、赤の道(4点)である。
[0] 得点計算前、黄色が最低点なので、[1] まず黄色から得点する。
[2] これで赤が最低点になったので赤で得点し、[3] その後で緑で得点する。この順番でないと、どの色も得点できなかっただろう。
ヒント:その色が最低点でない場合でもエリアを完成させることはできる。その場合得点はないが、ミープルは返ってくるので、望まないゲーム終了を回避するのに必要なことがある。
ゲーム終了と最終得点計算
ゲームは、以下のいずれかの手番の後で終了する。
A)ミープルを置かなければならないのに(ストックになくて)置けない。
または
B)(その色にある)最後のタイルを配置した。
どちらの場合も通常の得点計算は行わず、その代わりに、最終得点計算を行う。 配置したタイル上にあるミープル1体につき2点を得る。この得点も、その色が最低点の場合にのみ獲得できる。ここでも得点計算の順序は自分で決めてよい。
何点取ったか、FacebookやInstagramでシェアしよう。
https://www.facebook.com/Brettspiele
https://www.instagram.com/hig_spiele/
オプション
ソロバリアントが難しすぎたり簡単すぎたりする場合は、以下の変更を試してみてください。
- 各色のミープルの数を増やすと簡単になる。
- ミープル4体のまま、1色を増やしても、より多くタイルを配置しやすくなる(点数も増える)。ただし、全てを見通して計画するのは難しくなる。
- 1色につきミープル3体でやってみて、どらくらいうまくいくか試してもよい。
- 耐えうる限り、拡張セットのタイルを可能な限り全て加えてもよい。
- 拡張のミープル、特別コマ、拡張セットのタイルを追加してもよい。ただし、これについてはテストしていないので、ルール上の注意事項は省略。いわば自己責任でプレイして下さい。
© 2020 Hans im Glück Spieleverlag
非公式訳(許可済)。原文データはこちら
この
カタン:ステイホーム(CATAN: #WeStayHome)
プリント&プレイ用(画像をダウンロードして印刷すればプレイできる)。3~4人用、10歳以上、60分。画像ファイルのダウンロードはこちら から。100%で印刷するとサイズに合う。
困難な時代には、人と人が支え合うことが大切である。このことが盗賊の心境に変化をもたらした。資源を盗むのではなく配るようになったのである。
このシナリオは『カタン』のミニシナリオである。『カタン』基本ゲーム向けであるが、拡張セットの『航海者版』や『街と騎士版』でもプレイ可能できる。
ゲームの用具
ホームタイル 2枚
このルールシート 1枚
準備
ホームタイルの製作
このシナリオシートを印刷して、薄い厚紙に接着剤で貼り付けるか、そのまま紙だけで遊んでもよい。破線で囲んだ部分を切り取る。
ゲームの準備
島の中央に砂漠がある状態で島を準備する。
砂漠をホームタイルのどちらかと入れ替える。タイルを厚紙に貼らなかった場合は、砂漠タイルの上に選んだホームタイルを置くだけでもよい。
変更準備ルールで数字チップを置く。
「2」の数字チップを取って「12」の数字チップがあるタイルに置く。「2」の数字チップがあったタイルには、もう1枚のホームタイルを置く。
盗賊は島の中央にあるホームタイルからスタートする。
初期配置フェイズ
通常通り、開拓地と街道を2セット配置する。ただし最初の開拓地でホームタイルに接してよいのは、各自1つまでとする。(ゲーム中にもっと建設するのはかまわない)。
シナリオルール
『カタン』基本ゲームのゲーム(および使う場合は全ての拡張)のルールが適用されるが、次の点が変更される。
盗賊の移動
盗賊を移動させるとき(「7」が出たときか騎士カードをプレイしたとき)は、通常通り、好きなタイルに移動させる。
重要:一旦盗賊がホームタイルを離れると、どちらのホームタイルに戻ることもできない。
ただし、資源カードは盗まない。その代わり開拓地か都市がどちらかのホームタイルに隣接しているプレイヤーは全員、盗賊の移動先の地形で産出される資源カードを1枚ずつ、サプライから受け取る。
ホームタイルに隣接している開拓地や都市の数に関わらず、ホームタイル1箇所につき各自1枚しか受け取ることができない。
例:あるプレイヤーが「7」を出して盗賊を森林タイルに移動させたとする。あなたは1つのホームタイルに開拓地を2つ持ち、もう1つのヘクスに都市を1つ持っている。これで受け取るのは、木材カード2枚となる。
資源産出
「2」と「12」の数字チップがあるタイルは、どちらの数字が出ても資源を産出する。
2つのホームタイルには数字チップはないが、盗賊が移動するたびに資源を獲得できる。
クレジット
コンセプト:クラウス・トイバー&ベンヤミン・トイバー
イラスト:ミヒャエル・メンツェル
グラフィックデザイン:ミヒャエル・キーンレ&アレックス・O・コロン・ヘルナンデス&ロン・マギン
プロデューサー:アルント・フィッシャー&カタン・チーム
英語翻訳:ギャビン・アリスター
英語編集者:ケリ・シュミット
Copyright © 2020 Catan, GmbH and Catan Studio. CATAN、CATAN-#westayhome、The Settlers of Catan、キャラクター画像、カタンのボードマーク、カタンの太陽マークはカタン社の商標であり、カタンスタジオがライセンスに基づき使用している。全ての権利はカタンスタジオに帰属する。カタンスタジオ発行(1995 W. County Rd. B2, Roseville, MN 55113)。
・CATAN® #WeStayHome