カード2択で文明発展『ハダラ』日本語版、4月9日発売
アークライトゲームズは4月9日、『ハダラ(Hadara)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.シュヴェア、イラスト・D.マイアー、2~5人用、10歳以上、45~60分、5800円(税別)。
オリジナルは昨春、ハンス・イム・グリュック社(ドイツ)から発売された。『リビングストン』『エマラの王冠』の作者によるミドルクラスの文明発展ボードゲームで、国際ゲーマーズ賞にノミネートされている。日本語版は、パッケージを刷新した第2版に基づく。
タイトルはアラビア語で「文明」の意。各プレイヤーは文明の指導者となって、3つの時代にわたって最も繁栄した文明を築くことを目指す。ホイールで指定された軍事、文化、食料、経済などの文明カードの山札から2枚を引き、1枚を捨て、もう1枚を購入するか売却してゲームを進める。
捨てられたカードも、後で改めて購入するか売却するかを選択するタイミングが訪れるため、手元だけでなく捨てられたカードも見て、方針を計画していかなければならない。きらびやかな芸術の国か、高い経済力を有する大国か、はたまた強大な軍事国になるかはあなたの采配次第だ。
内容物:文明カード 162枚、準備カード 5枚、概要シート 5枚、国力コマ 20個(各色5個)、コイントークン 62個、ボーナストークン 40個、10点トークン 48個、植民地タイル 25枚、金のメダルトークン 10個、ゲーム盤 1組、個人ボード 5枚、スコアシート 1束、ルール説明書 1冊(カードサイズ 44×67.5mm)
ボードゲームセレクション2020、大賞は『海拓者』
関西のボードゲームカフェとプレイスペース付きショップ9店舗による「ボードゲームセレクション2020」が本日発表され、『海拓者』(コヤマタダシ)が大賞に選ばれた。今週末に開催予定だったゲームマーケット2020大阪は新型コロナウィルスの影響により中止となり、ボードゲームショップ&スペース「ギルド」で8日に行われるミニ即売会で頒布されるほか、通販を検討しているという。
「ボードゲームセレクション」はゲームマーケットに出展される作品の中からベストボードゲームを選出するコンペティション。最新作の中からゲームマーケット直前に発表されることで、当日の来場者が試遊購入する際のガイドにしてもらうことを目指し、昨年から始まった。
選考にあたったのはデザート*スプーン、賽翁、inst、ギルド、BOARD GAME Lab ! ddt、駒の時間、DDT、キンケッドテイル、1306の9店舗。昨年からキウイゲームズとファミーリエが抜け、キンケッドテイル、1306が加わった。エントリーした46(昨年比-19)タイトルを約1ヶ月間にわたってこれらの店舗間で回し、遊んだお客さんのアンケートを集約して決定した。
『海拓者』は海上を移動し、島々で資源を集めて施設を作るボードゲーム。船は手札の航海カードで進めるが、前に進むカードはないため右往左往することになる。手札のカードを見て状況を的確に判断し、効率よく建設して勝利点を競う。
大賞のほか、以下の通り各店舗賞も発表されている。受賞者にはトロフィーが贈られ、参加店舗に掲示されるが、ゲームマーケット2020大阪の中止により、入手は主に通販か、次回のゲームマーケット2020東京になりそうだ。
【ボードゲームセレクション2019】
大賞:海拓者(コヤマタダシ)
BOARD GAME Lab!賞:サイ富豪(イマジンゲームズ)
デザート*スプーン賞:行商の時代(A.I.Lab.遊)
賽翁賞:セブンヴァイス(妄想ゲームズ☆)
ギルド賞:エイジオブタイラント(サザンクロスゲームズ)
DDT賞:コーディネイツ~アメリアとふしぎな森~(ヤネカンのボードゲーム工房)
キンケッドテイル賞:コドクのロンド(Made in Pocket)
1306賞:ガラクタリウム(遊陽ゲームズ)
駒の時間賞:インフィニティミライボックス(東京なかよしデザイン)
inst賞:ゴリラ人狼(日本語研究部)
・ボードゲームセレクション2020