すごろくやは9月上旬、『ニダヴェリア（Nidavellir）』日本語版を発売する。ゲームデザイン・S.ラジェ、イラスト・J.M.ミンガイズ、2～5人用、10歳以上、45分、4500円（税別）。

オリジナルはグーアゲームズ（フランス）から今年発売されたばかりの新作。デザイナーは『キャメロットを覆う影』『マレ・ノストルム』のラジェ。ドワーフの王国を舞台に、優秀な戦士を集めて邪竜ファフニールを討伐する入札とセットコレクションのカードゲーム。

同時公開の一斉入札でドワーフ戦士を獲得し、〈戦士〉や〈狩人〉などのクラスごとに自分の前に並べていく。ドワーフ戦士には「勇敢値」「階級章の数」といった固有のステータスが設定されており、クラスごとに異なる評価条件で勇敢値の合計を競う。

少ないクラスに特化する戦略もある一方、5種類のクラスを満遍なく揃えると、共通の場から特別な効能を持つレジェンドクラスの英雄を迎え入れられる。

また入札で「0」のコインを出すと、自分のコインを強化して額面を上げることができる。これで次の入札ではほしいドワーフ戦士を手に入れるチャンスが上がるだろう。

ほかのプレイヤーは何を集めているのか、そして場にはどんなドワーフ戦士がいるのかをよく見極め、手持ちのコインを配分して入札する戦略性と、コインをどのタイミングでアップグレードするかで駆け引きが生まれ、新鮮な計画と運用が楽しめる作品だ。

内容物：カード 118枚, 個人ボード 5枚、宿酒場の看板 3枚、宝石交換マーカー 3枚、宝石トークン 6個、コイン60枚、王家の宝物庫 1組、カード立て 4個、得点メモパッド 1部、説明書 1冊

8月14～23日、東京ドームシティ内のギャラリーアーモ（JR・地下鉄水道橋駅徒歩3分）にて、「すごろくやPresents 世界のボードゲーム展」が開催される。12:00～20:00、300円（小学生以下無料）。

高円寺・神保町のボードゲーム専門店すごろくやの協力で、「おうちで楽しめる知的な娯楽」ボードゲームの魅力を紹介する。テーマ別の定番ボードゲームの展示、親子で遊ぶボードゲームの選び方や効用の紹介、ドイツ年間ゲーム大賞・キッズゲーム大賞の全作品解説、ドイツ・ハバ社のボードゲーム製作過程紹介など盛りだくさんの展示内容。さらに記念品が当たるクイズ、『ナンジャモンジャ』フォトスポットもある。
物販コーナーは入場無料で、展覧会に入場すると全品5％オフとなる。
新型コロナ感染防止のため試遊はなく、スタッフによるデモンストレーションのみ。また連絡先の登録、マスク着用、入場・観覧人数の制限や金銭授受のコイントレー使用などがある。詳しくは下記ウェブサイトにて。
すごろくやは一昨年と昨年、この時期に1日イベント「すごろくや祭」を開催しており、今年も8月22日に開催予定だったが中止となっている。この展覧会が実質的に今年のすごろくや祭といえそうだ。
・東京ドームシティ：すごろくやPresents 世界のボードゲーム展