シュピール・デジタル’20:スカウトアクション
コロナ禍によるエッセン・シュピールの1年延期で開催されたオンラインイベント「シュピール・デジタル」は、4日間の会期を終了した。ドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』では、毎年恒例の新作人気投票「スカウトアクション」をオンライン上で行い、結果を発表している。リストアップされた1500タイトル(出版社による重複あり)から、今年人気だった作品は以下の通り。
1位:ミクロマクロ:クライムシティ(MicroMacro – Crime City / シュピールヴィーゼ)
2位:ボンファイア(Bonfire / ホールゲームズ)
3位:トスカーナの城(The Castles of Tuscany / アレア)
4位:紀元1800(Anno 1800 / コスモス)
5位:イーオンズエンド(Aeon’s End / アクションフェイズゲームズ)★
6位:ニューヨークズー(New York Zoo / フォイヤーラント)★
7位:パレオ(Paleo / ハンス・イム・グリュック)
8位:葉っぱの音(Blätterrauschen / コスモス)
9位:アルナックの廃墟(Lost Ruins of Arnak / CGE)
10位:ブラス・バーミンガム(Brass: Birmingham / ロクスリー)
11位:モンスター・エクスペディション(Monster Expedition / アミーゴ)
12位:タペストリー(Tapestry / ストーンマイアーゲームズ)★
13位:猫の島(The Isle of Cats / ザ・シティ・オブ・ゲームズ)
13位:ファンタジーレルムズ(Fantasy Realms / ウィズキッズ)★
14位:グラスゴー(Glasgow / ルックアウトシュピーレ)
15位:スイッチ&シグナル(Switch & Signal / コスモス)
(★:日本語版あり)
会場内で実際に遊んだゲームに5段階評価を行う例年と異なり、今年は実際遊んだかを問わず、いいねの数でランキングしているため信頼度は高くないが、注目された作品ということでチェックしておきたい。
同時期に行われたボードゲームギークの新作ランキングでは1位が『アルナックの廃墟』、2位『宝石の煌きマーベル版』、3位『パンデミック・レガシー:シーズン0』★だった。そのほか、発表されている36位まででスカウトアクション15位以内と重なっているのは11位『モンスター・エクスペディション』と22位『葉っぱの音』のみ。ほとんど重なっていないのは、発売時期のずれなどにも原因がある。
After 4 beautiful, unusual days of #SPIELdigital we have our winners of the #Fairplay #Scoutaktion.
Congratulations!
A big thank you to all scouts!
See you next year!https://t.co/N3zKM2J7p0 pic.twitter.com/HONNdqUH3G
— HoldOn Harry | Fairplay Magazin #SPIELdigital (@FairplayMagazin) October 25, 2020
ネコジチ解放サバイバル『ニャーメンズ2』11月14日発売
MAGIは11月14日、ゲームマーケット2020秋にて『ニャーメンズ2』を発売する。ゲームデザイン・mikedelic、アートワーク・Mayumi Indo、2~4人用、8歳以上、20分、1800円(税別)。
裏切り者のいる協力ゲーム『ニャーメンズ』(2019秋)に続くカードゲーム第2弾。ネコのマスクをかぶった仲良しグループ「ニャーメンズ」が、ほかのプレイヤーの手札に紛れ込んでしまった仲間と秘宝を取り戻すことを目指す。
4チームから1つを選び、みんなが選んだチームのカードを混ぜて配ってスタート。ミニルールカードの指示に従って、カードをほかのプレイヤーに渡したり、自分の前に出して合計数を競ったりする。勝利すればカードを得点化でき、合計で勝敗を決める。
自分の前には自分のチームのカードしか出せないが、ほかのプレイヤーにお願いして出してもらう(ヒトジチ解放)ことも可能。しかし自分の望むカードが出てくるはずはない。また勝っても呪われた秘宝のカードだと、以前に取ったものを捨てなければならなくなる。
カードを1枚出すたびに繰り広げられる心理戦が熱いサバイバルゲームだ。
内容物:チームカード 44枚(11枚×4チーム)、ミニルールカード 12枚、 エンブレムカード 4枚、スタートマーカー 1つ、 遊び方説明書
・MAGI:ニャーメンズ2