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リソースを集めて船を出せ!『エンパイア・オブ・ザ・ノース』日本語版、10月22日発売

empiresofthenorthJ.jpgアークライトゲームズは10月22日、『エンパイア・オブ・ザ・ノース ~北方の開拓者たち~(Imperial Settlers: Empires of the North)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・I.チェヴィチェク&J.キジャンカ、イラスト・R.クチャルスキー、1~4人用、10歳以上、45~90分、6500円(税別)。
文明開拓ゲーム『インペリアル・セトラーズ』(2014年)の後継作として、ポータルゲームズ(ポーランド)から2019年に発売された作品。ゴールデンギーク賞カードゲーム部門ノミネート、イギリス・ゲームズエキスポ賞アメリカンスタイル新作ボードゲーム一般投票部門賞。北方の島々を舞台としたリソース管理ゲームだ。
スコットランド人、イヌイット、バイキングから各2氏族、合計6氏族のデッキから1つを選んでプレイし、リソースを集めて施設の建設や遠征を行い、勝利点を競う。
各自の山札から手札を引いてスタート。時計回りに1アクションずつ行い、全員がパスするまでラウンドを行う。アクションは4つあり、木材や石材などのリソースを支払って施設を建設するか、建設した施設を使うか、氏族アクションを行うか、他プレイヤーの施設を襲撃する。氏族アクションで船を出していれば、近海/遠洋カードを「略奪」してリソースと勝利点をもらうか、「征服」して特殊能力を獲得することができる。
遠征は氏族アクションで船を置いた順番であるため、狙っている近海/遠洋カードをほかのプレイヤーに取られるかもしれない。リソース収集と合わせて、ほかのプレイヤーに先取りされないように注意する必要がある。
氏族デッキはそれぞれ特徴があり、その特徴を生かしたコンボを組めるかどうかが勝敗を分ける。どの種族でプレイするかという選択に加えて、アクションの種類や遠征先で得られる効果もゲームごとに変わり、リプレイアビリティの高い作品となっている。
内容物:カード 224枚、勝利点ボード 1枚、遠征ボード 1枚、勝利点マーカー 4個、親マーカー 1個、アクションタイル 5枚、氏族タイル 4枚、氏族アクションコマ 8個、シール 8枚、資材マーカー 100個、労働者マーカー 28個、ニンジャ労働者マーカー 1個、攻撃トークン 11個、金貨トークン 21個、5倍トークン 2個、番号トークン 5個、氏族船トークン 13個、共有船トークン 3個、ルール説明書 1冊、1人ゲーム説明書 1冊、地図 1枚(※カードサイズ 63×88mm)
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スパイシー(Spicy)

割り込むルールで
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前の人と同じスパイスで数字を出していって、手札をなくすことを目指すゴーアウトゲーム。デザイナーはハンガリー人で、東洋のネコ(トラ?)をあしらった金箔風のカードが目を引く。今年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦リスト。
6枚ずつ配ってゲームスタート。時計回りに「スパイス名+数字」を言いながら1枚ずつカードを裏にして出す。スパイス名は前の人に従わなければならないマストフォローで、数字は前の人よりも大きい数字(10の次は1~3)という決まりがある。
嘘をついてもよく、次の人は前の人のスパイスか数字のどちらかが嘘だと言ってチャレンジできる。チャレンジがかかったらカードをめくって確かめ、間違っていたほうが山札から2枚引く。手札がなくなったら1勝で、誰かが2勝するか、3つのトロフィーが取られるか山札から終了カードが出たら終了(この場合はカード枚数+トロフィーで勝負)。
バリアントルールが6つ用意されていて、その中から1~2つ入れることができる。手番外でも手番外でも同じスパイス名と数字を言って割り込めるが、完全一致していないとチャレンジ成功になる「コピーキャット」が面白い。自信たっぷりに割り込んできたとき、それに果たしてチャレンジできるか。
チャレンジの成功率は2分の1なのでなかなかしにくいが、手札が少なくなってくると一か八かチャレンジすることになる。前に出したカードがわからないので、スパイス名にするか、数字にするかは全体の流れ(あるスパイスが出すぎているとか)と、勘が頼りだ。顔色をうかがいながら、あることないこと言い合ってワイワイ楽しむゲームである。
Spicy
ゲームデザイン・G.Z.ガボール/イラスト・J.キム
ハイデルベア出版ほか(2020年)
2~6人用/10歳以上/15~20分
ゲームストア・バネスト:スパイシー