グループSNE/cosaicは12月3日、マーダーミステリーゲーム『奇想、アムネジア』を発売する。ゲームデザイン・アーキテクト、アートワーク・タンサン、7人用、15歳以上、150分、各3960円(税込)。
ゲームマスターなしでプレイできるパッケージ型オリジナルマーダーミステリーシリーズ第10弾。昨年開催された第1回新作マーダーミステリー大賞(グループSNE、コザイク、ディアシュピール、ミステリアス・トレジャー、ラビットホール共催)においてパッケージ部門の大賞に選ばれた『羅生門☆プリンシプル』の製品版である。
日本マジック界の至宝と謳われた伝説の奇術師・華城蒼也。つい先日、彼が山奥に建てたばかりの別荘、通称「魔術館」で落成記念パーティが開かれることとなった。パーティを彩るのはいずれも各分野を代表する名マジシャンたち。宴もたけなわ、夜も更けた頃―突如として事件は幕を開けた。館内の一室で謎の爆発が起こり、室内から焼け焦げた華城蒼也の死体が発見されたのだ。殺人事件の容疑者と目される者、その全員が手品という名の惑わしのプロ。各々秘密を抱えたプレイヤーが挑む一世一代の騙し合い、果たして最後に笑うのは誰なのか?
ある特定のミステリーのジャンルに属するギミックが使用されているため、新作マーダーミステリー大賞では「このタイプの作品を第1回の受賞作にして良いのか」「これを一般に向けて“お手本”として発表してよいのだろうか」とためらう声はあったものの、総合的な評価は群を抜いており、今回の結論に至ったという。どんな怪作なのか、挑戦してみてはいかが。