マンカラでお買い物『くだものあつめ』日本語版、2月4日発売
アークライトゲームズは2月4日、『くだものあつめ(Fruit Picking)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・jun1s、イラスト・R.アムトール、1~4人用、8歳以上、15~30分、3000円(税別)。
オリジナルはゲームマーケット2014秋にちゃがちゃがゲームズから発表された。その後再版を重ね、コリア・ボードゲームズ(韓国)でアートワークを変えて英語・韓国語版にしたものが逆輸入で日本語版になった。伝統ゲーム『マンカラ』のメカニクスを取り入れたセットコレクションゲーム。
手番には環状に並んだカードから1枚を選んで、その上にあるタネを全部取り、1個ずつ隣のカードに移していく。最後の1個を置いたところにある果物のカードが購入でき、これを集めて全種類1枚ずつか、1種類4枚か、2種類2枚+3枚か、3種類2枚ずつにすれば勝利。
カードの購入も並んだカードのうち、家にあるタネで支払う。自分が集めたい果物と他プレイヤーに取らせたくない果物の選択に加え、コストも考えなければならない。シンプルな手順ながらパズル思考と駆け引きが味わえる作品。「フルーツ神」の称号を目指すソロゲームも収録し、カラフルなイラストにかわいらしい木製の種コマ、種がこぼれにくい特殊な2層ボードなど、遊びやすいコンポーネントも見どころだ。
内容物:農場タイル 24枚、タネ 72粒、市場カード 30枚、市場島ボード 1枚、農場ボード 4枚、ルール説明書 1冊(カードサイズ:44×63mm)
ローゼンベルクのタイルパズル『サガニ』日本語版、2月上旬発売
ホビージャパンは2月上旬、『サガニ(Sagani)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・U.ローゼンベルク、イラスト・L.ジーグモン、1~4人用、8歳以上、30~60分、4000円(税別)。
ドイツ年間ゲーム大賞2020にノミネートされた『ノヴァルナ』と同系統のタイルパズルゲーム。スケリッヒゲームズ(ドイツ)から昨秋発売された。火、水、地、風という自然の精霊たちの調和を取り戻すことを目指す。タイトルは16世紀のスイス人哲学者が精霊に名付けた名前。
手番には場に並んだ5枚の精霊タイルから1枚を選び、自分の場に配置する。タイルには矢印がついており、どの方向にどの色のタイルを配置するかというタスクを示している。達成した矢印は「響きディスク」でカバーし、全部カバーできたらタイルを裏返して得点。これを繰り返して誰かが既定点に達したラウンドで終了となり、合計点数を競う。
配置するタイルの色と方向は複雑に絡み合い、相互参照を多くすることで一気に手を進めることができる。しかし未達成のタスクが多すぎて響きディスクが足りなくなると、「不協和音ディスク」を受け取って失点になってしまう。先を読んだタイル選択と巧みな配置でどんどん調和させていこう。
内容物:精霊タイル 72枚 、ゲームボード 1枚、プレイヤーマーカー 4個、スタートプレイヤーマーカー 1枚、響きディスク 96枚、不協和音ディスク 10枚 他