CMONジャパンは8月26日、『ミノス:青銅器時代の夜明け(Minos: Dawn of the Bronze Age)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:S.コルドンスキィ、イラスト:H.アメーン&K.ゲールマン&G.オリヴィエリ&Z.ウムゲルター、1~4人用、14歳以上、90~150分、8800円(税込)。
オリジナルはボード&ダイス社(ポーランド)から昨年発売され、エッセン・シュピールのスカウトアクションで高評価(規定票未満)を得た作品。デザイナーのコルドンスキィには『エンドレスウィンター』『ダイスホスピタル』『ノヴァ・ローマ』などの作品がある。古代ギリシアのクレタ島を舞台に、ミノア文明の名門氏族となって伝説の王「ミノス」の称号を巡って争うエリアマジョリティゲーム。
毎ラウンドの最初にダイスをドラフト、どのアクションをどの順番で実行するかを事前にメインボードに配置してプログラムする。アクションは「準備(カードの獲得)」「発展(カードのプレイ)」「建設(都市や塔、船、農園の建設)」「展開(戦士の配置や移動)」「万能(任意のアクション)」の5種類で、数字の小さいダイスはアクションの効果を強め、大きいダイスは進歩トラックを進めるのに役立つ。
アクションフェイズではダイスの大きい順にプログラムされたアクションを実行する。アクションを実行すると、そのアクションに対応したカードの効果が発動し、追加の資源や報酬を得られるため、戦略に合わせてカードを選ぶタブロービルドの要素も。時代が進むと登場するカードもより強力になり、アクションの効果や戦略の幅がさらに広がっていく。
ゲームは第1時代と第2時代に分かれ、各時代は4ラウンドで構成される。地域への影響力や進歩の成果によって得られる勝利点を積み重ね、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝者となる。
ソロプレイモードでは専用のボット山と進行カードを用いてNPCと対戦するが、難易度が調整できる。日本語版の初刷分には、建物を建てるたびに特別な効果を発揮する「建築家タイル」と、ダイスの出目を1上下させて行動を調整できる「権力タイル」付き。