Posted in か行  国産

クラッシュオクトパス(Crash Octopus)

巨大タコは人間が操っている

巨大タコをかいくぐって、荷物を回収するおはじきゲーム。『東京ハイウェイ』のittenがキックスターターを経てゲームマーケット2020秋で発表した。恐ろしいのは巨大タコよりもほかのプレイヤーである。

中央のタコ頭に上から荷物を落とし、周囲にばらまいてスタート。手番には荷物コマをはじいて自分の船に回収するか、イカリコマをはじいて自分の船を現在の場所から移動させる。5種類の荷物を全て回収するか、一定数の荷物が回収されたらゲーム終了で、一番多く荷物を回収できたプレイヤーが勝者となる。

おはじきは指ではなく、ラケットのような形状のフラッグを使う。これによって混み合ったところにも対応できると共に、角度の調整も自在。うまくいけば、ほかの荷物コマに当てて回収したり、タコの足に当てて角度を変えたりといったテクニカルなプレイもできなくはない。

タコ頭とタコ足は最初から中央に配置されているが、一定数の荷物が回収されるたびに、順番に一人ずつ「タコスミダイス」をタコ頭の上に落としていく。このダイスをうまく転がせばほかのプレイヤーの船に当てて荷物を落とせるほか、タコ足やタコ頭を移動してほかのプレイヤーの狙いを妨害できる。つまり巨大タコはほかのプレイヤーに操られているわけで、結局は黒幕がいるという映画に出てくるような話なのだ。

回収した荷物コマは自分の船に積んでいくが、増えるほど不安定になり落としやすくなる。回収したい荷物コマが当たってほかの荷物が落ちる「自爆」もしばしば。慎重な力加減が要求されるところだ。

1手番にせいぜい1個しか回収できないため、途中でひっくり返してしまうと他のプレイヤーの妨害に走ることになる。あちこちで悲鳴が上がるのは、巨大タコのせいではない。

クラッシュオクトパス
ゲームデザイン・島本直尚/アートワーク・富岡克朗
itten(2020年)
2~4人用/7歳以上/20分

Posted in 国産新作ゲーム

東方Project×人狼ゲーム『東方人狼異変』3月18日発売

アークライトゲームズは3月18日、『東方人狼異変』を発売する。ゲームデザイン・星野哲彦、イラスト・久坂宗次、4~17人、10歳以上用、約20~60分、1800円(税別)。

ゲームマスターの今泉影狼や、妖夢や古明地姉妹など人気キャラクターが集結。霊夢や魔理沙と共に、幻想郷の異変を解決しよう。「幻想郷カード」でキャラクター独自の能力をもたせ、隠匿情報を「魂カード」にして、さまざまな組み合わせでひねりのきいた人狼を楽しめる。

デザイナーの星野哲彦氏は『魔法都市の人狼』『進撃の人狼』の作品(デザイン・監修)がある。

内容物:幻想郷カード 23枚、道具カード 5枚、魂カード 24枚、魂カード一覧カード 6枚(以上w63×h88mm)、魂カードチェックリスト 1枚(w148×h210mm)、説明書 3枚

 

※画像は開発中のものです。
©上海アリス幻樂団