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ロール&ライトでヒマラヤ登山『トレック12』日本語版、10月上旬発売

ホビージャパンは10月上旬、『トレック12(Trek 12: Himalayas)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・B.カタラ&C.ルブラ、イラスト・J.オーコンテ&O.ドゥルトー、1~50人用、8歳以上、15~30分、3960円(税込)。

オリジナルはランバージャックスタジオから2020年に発売されたヒマラヤ登山をテーマにしたロール&ライトゲーム。第2弾のアマゾン川が今年発売されている。最適な登山ルートを見極め山頂に到達することを目指す。

1~6と0~5の出目がある2つの六面ダイスを振り、2つのダイスの和・差・積か、高い方・低い方のどちらかを選んで地図シートに記入する。これを19回繰り返して19マスを埋めるが、5つのダイス計算方法は各4回までしか使えず、選択肢が少なくなっていく。数字が連続してつながっているラインと、同じ数字が隣り合うところが得点、孤立したマスや13以上の数字は失点となる。

ソロモードを含めた3つのゲームモードがあり、条件を達成するごとにお助けアイテムなどさまざまな要素が追加され、難易度が上がっていく仕掛けだ。空けるまでお楽しみのサプライズ封筒も入っている。

内容物:ダイス 2個、登山隊長カード 1枚、補助カード 16枚、得点シート 3冊(各50枚)、登山マニュアル 1部、アルピニスト入門書 1部、単独登山入門書 1部、難関封筒 6通

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ニュースの時間です(It’s News Time)

笑ってはいけない

ニュース原稿にところどころ穴が空いていて、そこに他プレイヤーがねじこむヘンテコワードを入れつつ笑わないように読み切るゲーム。ゲームマーケット2021大阪で発表された。写真は北海道ボドゲ博3.0で発表された北海道版。さらにゲームマーケット2021秋に第3弾が計画されている。

交替で1人がニュースキャスター役、ほか全員がAD役となる。今回のニュース原稿を引いて内容を確認したら、AD役は番号の振られたフリップにワードを書き込む。思いつかない人のためにワードカードも付属するが、自分で考えてもよい(自分で考えたほうが楽しい)。その間、ニュースキャスターは原稿読みの練習。この時点で、空欄に何が入るかはわからない。

AD役が全員書き終わったらいよいよ本番。「3、2、1、キュー」と指で合図して、ニュースキャスターが「ニュースの時間です」といって原稿を読み始める。撮影していなくても、全員が聴いていると結構緊張するが、この緊張がゲームの要である。

AD役は、各空欄の少し前で、担当するフリップを掲げてニュースキャスターに見せる。これをさりげなく読んで次へ。もちろんウケ狙いのヘンテコな単語ばかり出てくるが、笑ってはいけない。最後までしっかり読めたら、全員から「いいね」チップがもらえる。さらに、いいフリップを考えた人にも各自が「いいね」チップを渡し、ニュースキャスターを交替。全員がニュースキャスターをしたらゲーム終了で、「いいね」チップの合計数で勝者を決める。

笑って読めなくなるというほどではなかったが、突然出てくるワードに何度か笑いをこらえるのは確かで、ダメージが蓄積してくる。油断すると吹き出しそうになるのを我慢して、読み終わってから緊張が解けると同時に笑いが出た。

拡張「速報ルール」では、指定されたテーマに関連するワードしばりになるが、このルールのほうがフリップが書きやすく、ニュースにも統一性が出て面白いという感想が聞かれた。写真は「コンビニ」しばり。今年で70回目を迎えるサンクス祭りのニュースである。北海道に残っている幻のサンクスを夢想した。

ニュースの時間です
ゲームデザイン・A.I.Lab.遊&ささみ企画/イラスト・有我悟
2~7人用/10歳以上/5~35分