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間違ってはいけない『ドデリド』日本語版、10月1日発売

メビウスゲームズは10月1日、『ドデリド(Do De Li Do)』日本語版を発売した。ゲームデザイン・J.ゼメ、イラスト・R.フォークト、2~6人用、8歳以上、10~20分、1500円(税込)。

オリジナルはドライマギア社(ドイツ)から2016年に発売された作品。これまで輸入版が流通していたが、今月から日本語パッケージに切り替わっている。順番に自分の前の山札をめくっていって、色や動物が揃ったら素早く宣言するリアクションゲーム。

置く場所は3カ所で、手番には色か動物が2:1または3:0になったらその色または動物の名前、色も動物も2:1または3:0になった場合は「ドデリド」を宣言する。ただし、カメが出ていたらその数だけまず「オ~」と言ってからで、ワニが出てきたら素早く自分の山札に手を置いてかばう。

お手つきをしたら場札を自分の山札に加える。こうして自分の山札を最初になくした人の勝ちとなる。

動物の絵柄が似通っているものもあり、間違ってはいけない緊張感も加わって思ったほどカンタンでないゲームだ。

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シュピール’21:スカウトアクション

10月13~17日にかけてドイツ・エッセンで開催されたシュピール’21は、新型コロナウィルス感染対策のため1日の参加者数に3万人の上限を設けて開催され、4日間で93600人が参加した。会場内ではドイツのボードゲーム専門誌『フェアプレイ』ブースが、恒例の新作人気投票「スカウトアクション」を行い、結果を逐次発表した。最終結果は以下の通り(数字は5段階評価の平均、18票以上)。

1位:アーク・ノヴァ(Arche Nova / フォイヤーラント)4.5
1位:ウィッチストーン(Witchstone / フッフ)4.5★
3位:赤の大聖堂(Die Rote Kathedrale / コスモス+デヴィア)4.1
3位:ワーリング・ウィッチクラフト(Whirling Witchcraft / AEG)4.1
5位:ファーナス(Furnace / コボルド)4.0★
5位:メトロックス(Voll Verplant / シュミット)4.0
7位:キング・オブ・ヴァレー(King of Valley / ザ・ゲームマスター)3.8
7位:サバンナパーク(Savannah Park / ディーププリント)3.8
9位:チャクラ(Chakra / ゲームファクトリー)3.5
9位:プロジェクトL(Project L / チェコ出版)3.5★
(★:日本語版あり)

1位を獲得した『アーク・ノヴァ』は255枚のカードのコンボを組む2時間クラスの動物園経営ゲーム。言語依存の高い作品だが、日本語版の発売は未発表となっている(追記・テンデイズゲームズが年明けの発売を発表)。

また18票未満(7票以上)で評価の高かった作品として、ビヨンド・ザ・サン(Beyond the Sun)、カスカディア(Cascadia)、モバイルマーケット(Mobile Market)、恐ろしい客(Unangenehme Gäste)、ウェルカム・トゥ・ザ・ムーン(Welcome to the Moon)、リビングフォレスト(Living Forest)、マインドバグ(Mindbug)、新幹線ゼロ系(Shinkansen Zero-Kei)、カートグラファー・ヒーローズ(Die Kartographin)、フルッティコラ(Frutticola)が挙げられている。

一方、8月から行われているボードゲームギークのシュピール’21注目作ランキングは以下の通り。『アーク・ノヴァ』と『ファーナス』がどちらにもランクインしている。

1位:メッシーナ1347(Messina 1347)
2位:ゴーレム(Golem)
3位:ファーナス(Furnace)★
4位:美徳(Bitoku)
5位:ブーンレイク(Boonlake)
6位:アルナックの失われし遺跡:探険リーダー(Lost Ruins of Arnak: Expedition Leaders)
7位:アーク・ノヴァ(Arche Nova)
8位:オリジンズ:ファーストビルダーズ(Origins: First Builders)★
9位:タバヌシ:ウルの建国者(Tabannusi: Builders of Ur)
10位:カスカディア(Cascadia)