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KAIJU ON THE EARTHシリーズ第3弾『ユグドラサス』9月16日発売

アークライトゲームズは9月16日、『ユグドラサス』を発売する。ゲームデザイン・林尚志(OKAZU brand)、イラスト・開田裕治&中村豪志&松本智明、2~4人用、12歳以上、1日(慣れたら人数×60分~)、16280円(税込)。

『ボルカルス』『レヴィアス』に続く連作ボードゲームプロジェクト『KAIJU ON THE EARTH(カイジュウ・オン・ジ・アース)』第3弾。『横濱紳商伝』など、ゲーマーズゲームで国際的に定評のあるOKAZU brandの林尚志氏がゲームデザインを担当した。世界を覆いつくす巨大な植物怪獣に、各国のリーダーたちが協力しつつ災害収束後の覇権を狙う。

「ユグドラサス」は地球全土に張り巡らせた地下茎ネットワークを通じて増殖し、人類を襲い、文明を破壊していく。各国のリーダーたちは、表面上はユグドラサス駆除の協力しつつも、災害終息後の覇権を狙って競い合う。世界中に自国の軍隊を派遣し、各地のミッションを解決して資源を集め、それらを使って施設建設や軍事力拡大を行う。こうして蓄えた国力で怪獣本体への攻撃や難民の受け入れを行い、勝利点を稼ぐ。

果たしてアフター・ユグドラサス時代の覇権を握るのは、どの国家か? ユグドラサスをかたどった巨大ダイスタワー(設計・たきざわまさかず(こぐま工房))やフィギュア(原型製作・竹内大治(ジャイアントホビー))をはじめ、たくさんのコンポーネントが入っており、プレイ時間が1日という圧倒的なゲーマーズゲーム。クラウドファンディングで2,500万円超を集め、ボードゲーム国内支援額で歴代最高を記録した超重量級作品がいよいよ一般発売だ。

内容物:《ボード》マップ1枚、世界情勢1枚、VP1枚、国家経済4枚、国家育成5枚(EU、ロシア、アメリカ、中国、日本)《カード》ミッション75枚、作戦51枚、国際公約55枚、怪獣地点23枚、怪獣5枚《紙製チップ、タイル》資金チップ67枚、物資チップ67枚、秘密兵器チップ40枚、Y細胞チップ30枚、防衛システムチップ20枚、アクションタイル36枚(9枚×4人分)、拡張アクションタイル21枚、基本施設タイル56枚(14枚×4人分)、特殊施設タイル20枚、シーズンタイル1枚、100VPタイル4枚(1枚×4人分)《木製、プラスチック製パーツ》矢印タイル20個(5個×4人分)、国家ディスク8個(2個×4人分)、国家キューブ148個(37個×4人分)、怪獣ディスク1個、怪獣攻撃キューブ10個《ダイス》部隊ダイス12個、秘密兵器ダイス6個《フィギュア》ユグドラサス中枢体・蕾1個、ユグドラサス中枢体・開花1個、ユグドラサス本体1個、陸軍8個(2個×4人分)、海軍8個(2個×4人分)、空軍8個(2個×4人分)、難民80個《ダイスタワー》ユグドラサス本体型ダイスタワー1個(組んだ状態で箱に収納できます)《説明書》サマリーシート4枚、説明書1冊、ダイスタワー組み立て説明書1冊《過去作用PRカード》「滅亡へのカウントダウン(ボルカルス用)」1枚、「ユグドラサス発芽(レヴィアス用)」1枚(カードサイズ:63×22mm/148×105mm(A6サイズ)/63×88mm)

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トレッキング・ザ・ワールド(Trekking the World)

目的地まわりの大渋滞

カードで移動して世界中の土産物を集めつつ、指定された名所を観光する旅行ゲーム。アンダードッグゲームズ(アメリカ)から発売された。

4ヶ所の目的地がオープンになり、各自3枚の手札をもってスタート。手番にはカードを何枚でもプレイして、その数ちょうどだけ自分のコマを移動する。「他のプレイヤーコマを追い越すことができない」というルールにより、目的地付近は渋滞が発生する。

止まったマスにお土産キューブがあればゲット。大陸ごとに最後のキューブを取った人、色別に最も多く集めているプレイヤーにボーナスがあるので、どこを通って目的地を目指すかも考えどころだ。

目的地にたどり着くだけでOKではなく、目的地カードに指示されたカードを支払ってはじめて、その目的地カードを獲得できる。カードが足りなければ次の手番はいったん目的地から離れなければならないので(移動はマスト)、移動に使うカードと支払うカードを振り分けて不足のないようにしたい。

目的地以外では、手札を補充するか、カード2枚を捨てて追加移動などの特殊能力が使える。こうして誰かが5枚の目的地カードを集めるか、6大陸のうち5大陸でおみやげキューブがなくなったらゲーム終了。目的地カードの得点やおみやげ最多ボーナスなどを合計して勝敗を決める。

カードは何枚でも使えるが補充は2枚だけなのでカツカツ。目的地カードは取られると新しいものが登場するが、次はどこが出るかわからない。たまたま近くに出現すれば嬉しいが、そうでないことも多いので、無駄足にならないよう、先取りできそうなところを目指す。また、目的地カードを取るとほとんど0枚になるので、そこからは回復するのに何回か手番を費やすことになる。無料の空港ワープを有効に使おう。

目的地カードのイラストが美しく、裏面にはびっしり観光解説があって、今どきなかなかできない旅行気分に浸ることができる。

Trekking the World
ゲームデザイン・C.ビンク/イラスト・C.ベルナートほか
アンダードッグゲームズ(2020年)
2~5人用/10歳以上/30~60分