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シュピール’21:dlpゲームズ

ブーンレイク(Boonlake)
ゲームデザイン・A.プフィスター、イラスト・K.フランツ、1~4人用、14歳以上、120分。

「ブーンレイク」という湖の周辺の見捨てられたエリアを舞台にした開拓ゲーム。地形を探索し、家を建て、家畜を育て、インフラを整備していく。新しいタイプのアクションメカニクスにより毎ゲームの展開が異なる。自分のアクションによって他のプレイヤーが恩恵を受けるので、賢く選ばなければならない。さらにアクションによって、船の移動距離が決まる。

2層構造のプレイヤーボードに、165枚のプロジェクトカード、120個以上の木製コマなど充実したコンポーネントが入っている。

マラカイボ拡張:反乱(Maracaibo-Erweiterung: Der Aufstand)
ゲームデザイン・A.プフィスター、イラスト・フィオーレ社ほか、1~5人用、12歳以上、40~150分。プレイするためには『マラカイボ』基本セットが必要。

嵐が来て、海が荒れてきた。困難に立ち向かい、歴史の1ページを書き換えることはできるだろうか? カリブ海賊としての生活は十分に刺激的だが、今度は全く新しい挑戦に挑む。追加のプロジェクトカードは全く新しい効果を加え、ゲームにさらなるバラエティをもたらす。さまざまな自港を通じて、プレイヤーごとに異なる能力を身につけることができる。新しいレガシータイルを使ってキャンペーンを再度プレイすることも可能。前のストーリーだが、予備知識は必要ない。さらにカリブ海の植民地支配からの脱却を目指すシナリオもある。こうした新しいモジュールやシナリオが用意されており、自分の好みに合わせて組み合わせることができる。

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ローリングダイス(Rolling Dice)

落ちたら負けのチキンレース

ボックスの外から箱の奥ぎりぎりを狙ってダイスを投げ入れるチキンレースゲーム。他の人よりも奥に到達するだけでなく、自分の前の回よりも高成績を出し続けなければならず、興奮曲線が上昇していく。今年のオーストリアゲーム大賞ファミリー部門ヒット作。

かなり大きめのボックスをそのまま使い、一辺の端を切り取る。箱の底に流氷ボードを貼り付けて、その外側は「海」となる。

手番にはダイス4個をボックスの端から投げ込み、一番奥に行ったものを採用する。全部が「海」に落ちてしまったらこのラウンドは無得点。時計回りに一投ずつ行った後で得点計算を行う。

得点は、自分のダイスの出目と、自分のダイスより手前にあるダイス・失敗したダイスの出目。ボード上の魚網の上や穴の上にあるとボーナス点や失点がある。他の人よりも奥にあればあるほど得点が上がる仕組みだ。

2ラウンド目以降は、ボード上にある自分のダイスよりも出目か距離で上回らなければならない。どちらも上回れないと失敗扱いで無得点になってしまう。理論的には、前のものより少しずつ奥に行って、一番奥まで行ったらそれよりも大きい目を手前に出せば、ずっと失敗なしで得点し続けられる。しかしダイスは言うことをきいてくれないものだ。手前で大きい目を出して他の人の得点源になるくらいなら、最初から遠くを狙いたくもなる。

写真は一番奥の絶壁で6になってしまったところ。このラウンドは1位で高得点できるが、次のラウンドにこれを上回るのはほぼ不可能だ。ただしほかのダイスにぶつかって海に落ちると、好きなところに戻せるというルールがあるので敵失でチャンスはある。規定点到達でゲーム終了なので、誰かが勝利目前になると大逆転を狙ってさらに熱いドラマが繰り広げられる。

Rolling Dice
ゲームデザイン・K.H.シュミール&A.ヴェルシュタイン&P.ヴィヒマン&K.ツォッホ
イラスト・クリエーティフバンカー
アバクスシュピーレ(2021年)
2~6人用/8歳以上/30分
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