イルカの手先は誰なのか『ヒューストン、イルカ発生!』日本語版、12月下旬発売
ホビージャパンは 12月下旬、『ヒューストン、イルカ発生!(Houston, We Have a Dolphin!)』日本語版を発売する。ゲームデザイン&イラスト:A.ヴィルデ、3~5人用、14歳以上、35分、3300円(税込)。プレイするためにはスマートフォンかタブレットが1台必要(アプリダウンロード無料)。
オリジナルはHYBRゲームズ(ドイツ)がキックスターターを経て2020年に発売した作品。破壊活動をするイルカの手先を暴きつつ宇宙船を修理する正体隠匿ゲーム。
ある日、地球にイルカが攻めこみ、人類は宇宙船で脱出することを余儀なくされる。しかし宇宙船の中にもイルカの手先が紛れ込んでおり、破壊活動を行っている。チームの中から自らを犠牲として宇宙船を修理する飛行士を選出しなければならず、さらにはサポートをする飛行士が協力しなければならない。しかし、チームの一つはすでにイルカに支配されており、妨害活動をしてくるかもしれない。
船外活動、パニック、投票と船長命令での追放、そして反乱の果てに、宇宙船の修理を達成するか、イルカ陣営をすべて排除すれば人類の勝利。逆に人類すべてが排除されるか宇宙船を水で満たしてしまえばイルカ陣営が勝利となる。
ミッション達成のジャッジはアプリがするため、「だれが裏切者(イルカの手先)なのか」は明らかになることはなく、また裏切り行為がない場合でも不幸なデブリ衝突事故によりミッションが失敗する可能性がランダム(アプリが判定)にあるため、失敗は裏切りのためなのか、不幸な事故なのかという迷いも生まれる。
アプリによって少人数で緊迫感あふれる展開を楽しめる正体隠匿ゲームだ。
内容物:飛行士カード 24枚、パニックトークン 16個、ボード 1つ、船長マーカー 1個、チームバッジ 7枚、船外コンボ概要 1枚、ルールブック(必要動作環境:Android 7以上/iOS 12以上、前面カメラ。
一部の機能はインターネット接続が必要)
(写真は英語版)
ドラフトで楽団員を集める『フェアリーコンチェルト』11月21日発売
うちばこやは本日、『フェアリーコンチェルト』を発売した。ゲームデザイン:takewatch、イラスト:yamamori、1~4人用、14歳以上、30分、3600円(税込)。
『アマルフィ』『サッポロ1876』に続くtakewatch氏の作品。木駒をドラフトし、12人の妖精たちで最高のオーケストラを作り上げることを目指す。
袋から6つの駒を引き、1つ選んで個人ボード上に並べ、残りの駒を全て隣のプレイヤーに回す。これを駒がなくなるまで繰り返し、もう1ラウンド行って個人ボード上に12コマが置かれたらゲーム終了。
ゲームごとに異なる5つの目標カードで各目標カードで1位を取ると、客演奏者コマたちがやってきて演奏会を盛り上げてくれる。さらに指揮者コマを入手することで手に入る楽譜カードから勝利点を獲得し、勝敗を決める。
美しく印刷された木駒が見どころの軽量級ゲーム。NPC「バッハ」と競う1人用ルールもついている。
内容物:オーケストラボード 4枚、木駒 9種72個、カード(88×63mm)12枚、カード(68×44mm)82枚、布袋 1枚、日英ルールブック 各1冊
フェアリーコンチェルト(Fairy Concerto / takewatch / Uchibakoya, 2022)
妖精の音楽家を同時ピックアップドラフトして、作曲家が求める編成のオーケストラを作る。さらに条件を満たすとハープやピアノがついてボーナス。バランスよく集めるか、どれかを偏らせるかで戦略がある pic.twitter.com/vqSaqlYBPI— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) January 9, 2023