オーストリアゲーム大賞に『ズライカ』
ウィーン・ボードゲーム・アカデミー(Wiener Spiele Akademie)は8月19日、今年のオーストリアゲーム大賞(Spiel der Spiele ゲーム・オブ・ゲームズ)を発表した。8回目となる今年の栄冠には『ズライカ(Suleika)』が輝いた。
オーストリアゲーム大賞はドイツ年間ゲーム大賞と並んでゲームをめったに遊ばない一般層を対象にゲームを選んでいる。候補の絞込みまではゲーム経験豊かなアカデミーのメンバーで選ぶが、最終選考はほとんどゲームを遊んだことのない大学教授や芸能人が決めている。
『ズライカ』はフランスのギガミック社が『マラケシュ(Marrakech)』というタイトルで発売し、フランス年間ゲーム大賞(Jeu de l’anee)に輝いた。今年になってドイツのツォッホ社がリメイク、ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)にノミネートされている。
アカデミー代表のD.デ・カサン氏は最近のボードゲームのトレンドについて、幅広い年齢層で遊べるものや2人でも楽しめるものが多いことと、フリーク向けゲームの充実を挙げている。大賞と同時に発表された各部門のヒットゲームは以下の通り。例年よりファミリーゲーム部門を増やし、多人数部門と2人用部門をなくすなど、トレンドに対応している。
【オーストリアゲーム大賞2008】
大賞:ズライカ(D.エルハルト / ツォッホ)
キッズゲーム部門:お宝ヨーイドン(R.フラガ / ハバ)
〃 :ヘーゼルナッツ仲間(B.ヘーンレ / クイーンゲームズ)
〃 :ラウラ初めてのお泊り(K.ハファーカンプ / アミーゴ)
ファミリーゲーム部門:ブロクス(W.クラマーほか / ラベンスバーガー)
〃 :デウカリオン(A.シュタインベンダーほか / パーカー)
〃 :ドラゴンパレード(R.クニツィア / ピアトニク)
〃 :ドラゴンダイス(W,パニング / シュミット)
〃 :グローバリッシモ(G.ブルクハルト / コスモス)
フレンドゲーム部門:ギャラクシートラッカー(V.フヴァティル / チェコ)
〃 :ストーンエイジ(M.ブルンホファー / ハンス)
〃 :魔法にかかったみたい(A.ペリカン / アレア)
エクスパートゲーム部門:アグリコラ(U.ローゼンベルク / ルックアウト)
〃 :レースフォーザギャラクシー(T.レーマン / アバクス)
〃 :護民官(K.H.シュミール / ハイデルベルガー)
・Ostreicher Spielpreis:Spiel der Spiele 2008
タカラトミー『KY式日本語カルタ』発売
タカラトミー社と大修館書店は7月下旬、『KY式日本語カルタ』を発売した。タイトルの「KY=空気読めない」、「MM=マジムカつく」ほか46語を収録、もとの言葉に合わせて略語を探す。
このゲームは発売1ヵ月半で20万部を突破した話題の本『KY式日本語』をもとに作られた。「空気読めない時代が生んだ究極の”遠回し”ゲーム」というコピーが付されている。カルタ取りのほか神経衰弱が遊べ、人に突きつけるイエローカードとしても使えるという。
KY式日本語が好きな方も嫌いな方も。対象年令15歳以上、定価1575円。
・タカラトミー:KY式日本語カルタ
・exciteニュース:究極の遠回しゲーム『KY式日本語カルタ』で遊んでみよう