サーカスパレード(Zirkusparade)
パレードは揃えて長〜く
カードをめくってサーカスのパレードをつくる記憶ゲーム。記憶だけではなく、集めるカードを切り替えるタイミングの判断も問われる。
場にはピエロや猛獣使いや動物たちのカードが裏になっている。自分の番になったら、カードを1枚めくって、取るか戻すかを選ぶ。取ることにしたらさらにめくってもよいが、戻したらそこで手番終了。取ったカードは取った順に並べられ、場札がなくなったときに一番長い人の勝ち。
カードは6種類あり、どれから集め始めてもよいし、好きなところで別の種類に切り替えてもよい。ただし、前に集めていた種類に戻ることはもうできない。このルールが秀逸で、どこまで集めてどこで切り替えるかに悩むことになる。
長いパレードを作るには、同じ種類をできるだけ集めて、もうほとんどないという状態になってから次の種類に着手したい。でも、狙ったカードをめくることができずに戻してばかりいると、ほかの人にどんどんヒントを与えてしまい、後で集めるべきカードが取られてしまう。かといって、2枚くらいしか集めないで次々と種類を変えると、そのうちどのカードも取れなくなってしまう。ほかの人が集めているもの、これから集めるものをよく見て、めくったカードの状況と照らしあわせながら判断しなければならない。
Psy+さんと私が同じようなカードを競り合っているうちに、ぽちょむきんすたーさんがクマさんをほぼ独占し、その長さで勝利。私は最後まで集めないでおいたゾウさんを最後に独占して最下位を逃れた。
神経衰弱のように、前にめくられたカードの内容を覚えておくことは大切だが、そこに臨機応変な判断が求められるのが面白い。記憶系のゲームは体力を消耗するので苦手だが、これなら楽しめる。
Zirkusparade
D.エルハルト/カクテルゲームズ(2006年)
2〜4人用/6歳以上/15分
勝つのは誰?(Who Would Win?)
口からでまかせで30秒
ランダムに決められた対戦相手・対戦内容でディベートするコミュニケーションゲーム。アークライトで輸入しているが、少量のため店頭のみの取り扱いだという。見るからにしょぼい箱だったのに、開けてみればこれが大盛り上がり。
自分が受け持つキャラクターと、対戦内容のカードを引いたら、砂時計を返してスタート。制限時間内に、自分のキャラクターがその対戦でいかに優れているかを主張する。砂時計が切れたら相手の主張タイム。さらに先攻に5秒だけ反論の時間が与えられて判定となる。審判は、この2人以外の全員。勝ったほうはポイントが与えられ、対戦相手を変えて次のディベートを始める。
スパイダーマンVS子役の俳優、綱引き。先攻のふうかさんはスパイダーマンの力強さを強調するも、後攻の侍さんは「全米が泣いた」の一言で勝利。次は白雪姫VSサンタクロース、剣で戦う(写真)。白雪姫は毒リンゴから生き返ったばかりで口から血を流しており、サンタクロースは怖くて近づけないと主張したが、サンタクロースは袋から次々と剣を出すという侍さんと引き分け。
私とふうかさんは、フランケンシュタインVSゴジラ、水泳。フランケンシュタインは水泳選手のパーツをそろえているので早いと主張したが、腐っていると反論されて負け。
主張しているほうは割と必死なので、実は聞いているほうが楽しい。正当な理由でも、苦しい理由でも、口からでまかせで突拍子もない話が出てくるのがおかしかった。アメリカのゲームなので、分からない
キャラクターも一部あるが、それはそれでチャレンジングである。
Who Would Win?
J.スィアデック/ゴリラゲームズ(2009年)
3人以上/13歳以上/15分