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乗車券2人用バリアント

H@LL9000(http://www.hall9000.de/rezi.pl?spiel=zug_um_zug)に掲載されていたものを訳出。H.カシュトナー作。ちょっとした変更で遊べるので試してみて下さい。

  • 以下のルール変更を除いて通常通り。
  • 準備:まず中立の色を3つ決め、それぞれのスタート駅を決める。西側、中央、東側に1つずつがよい。
  • 進行:都市と都市をつなぐと、中立の駅から路線を引くことができる。その際にはカードを出す必要はない。このときに以下のルールを守る。
    1. この中立の路線は、先につないだ自分の路線と同じ長さか、1つ少ない長さでなければならない。
    2. この中立の路線は、スタート駅からつながっていなければならない。
    3. 1回の手番では1路線だけ。
    4. 中立の路線が引けなかったら、補償として列車カードを山札から1枚引く。
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ギミック

レビューを読んだりして長らく知らなかった言葉に「ギミック」がある。「G.バースの作品はギミックが面白くて……」「このゲームはギミックが命です……」など。

gimmick
(1)(手品師などの)秘密の仕掛け, たね, トリック.
(2)(広告などで人目を引くための)工夫, 仕掛け, 手; 新案品.
 (C) Kenkyusha Ltd.

ボードゲームでは、ゲームのシステムに組み込まれた可動で立体的なコンポーネントを指すようだ。回す(魔法のコマ、サルの神殿、キャンディ工場、盗賊の親方)、くっつく(オバケだぞ?、おしゃれパーティ、グラグラ城のオバケ)、ずれる(ナイアガラ)、掘る(穴掘りモグラ、カヤナック)、振る(ザップゼラップ、イヌイット)など、枚挙に暇がない(play:gameギミック系ゲームリスト)。ドイツゲームの中では傍流になるかもしれないが、近年の子どもゲームには特に多いようだ。

「黒ヒゲ危機一髪」などMB社をはじめとするアメリカのゲームやその流れを引くゲームもギミックの一種だといえるが、それがゲームの全てにまでなってしまうとひょっとしたらギミックとは言わないのかもしれない。

この頃では私も何気なく使ってしまうが、決して一般的な言葉ではないと思う。ボードゲームになじみのない人には「仕掛け」などと翻訳して使いたい。いったいこれは何のジャンルで使われていた言葉なのだろう?